黒死病

-疫病の社会史-

ノーマン・F・カンター 著,久保儀明, 楢崎靖人 訳

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黒死病

定価2,640円(本体2,400円)

発売日2002年11月

ISBN4-7917-5997-4

中世ヨーロッパの人口の約四割を死に至らしめた人類史上最大の疫病〈黒死病〉。それは社会構造の大変革をもたらし、豊穣なるルネサンス文化と科学の時代への突破口となった――。現代の歴史学・医学の観点から疫病流行時の社会状況を鋭く分析し、農民から王侯貴族まで、様々な人間ドラマを織りまぜ、いまなお人類を脅かす感染症流行の実態に迫る。