虚無感について

-心理学と哲学への挑戦-

ヴィクトール・E・フランクル 著,広岡義之 訳

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虚無感について

定価2,860円(本体2,600円)

発売日2015年12月

ISBN978-4-7917-6906-3

失われた意味を求めて
日々の生活の中で感じる無力感や虚無感とは何か。豊富な臨床体験をもとに、さまざまな角度から生きる意味を取り戻すための処方箋を提供するフランクルの未邦訳論文集。

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[目次]

序に代えて――ヴィクトール・E・フランクルの生涯とロゴセラピーおよび実存分析の発展 アレクサンダー・バッチャニー

 

第1部 無意味の感覚――時代への挑戦
第1章 無意味の感覚――心理療法への挑戦
第2章 精神医学と人間の意味の探求
第3章 ロゴセラピーとは何か
第4章 ロゴセラピーにおける人間の捉え方
第5章 実存分析とロゴセラピー
第6章 自己実現を超えて
第7章 ロゴセラピーの哲学的基盤

 

第2部 意味の探求(その1)
第1章 意味探求と実存主義
第2章 心理療法とは何か
第3章 科学は人間をどこまで把握できるか
第4章 私の思想は科学的でありうるのか
第5章 私は人間の責任をいかに考えているのか
第6章 「意味する」とはどういうことか

 

第3部 意味の探求(その2)
第1章 苦悩への挑戦
第2章 宗教と実存的心理療法
第3章 巨人の肩に乗って――フロイトとのかかわり
第4章 講義室からアウシュヴィッツへ
第5章 現代の集団的神経症

 

附録 実存分析と時代の問題

訳者あとがき


参考文献

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[著者]ヴィクトール・エミール・フランクル(Viltor Emil Frankl)
ウィーン大学医学部の神経学と精神医学の教授を務めた。また25年間にわたってウィーン神経学ポリクリニック市立総合病院の部長職にあたった。彼の「ロゴセラピー(実存分析)」は「心理療法のウィーン第三学派」として知られるようになる。フランクルはハーバード大学、スタンフォード大学、ダラス大学、ピッツバーグ大学で客員教授として、さらにはカリフォルニア州サンディエゴにあるアメリカ合衆国国際大学のロゴセラピー特別教授として招聘された。
1905年生まれのフランクルは、ウィーン大学から医学博士と哲学博士を取得している。彼は第二次世界大戦中の3年間、アウシュヴィッツ、ダッハウ、そして他の強制収容所に送られた。40年間もの長きにわたってフランクル博士は、世界中で数え切れないほどの講義をしてきた。彼はヨーロッパ、アメリカ、アフリカそしてアジアの29大学から名誉教授の称号を受けた。フランクルには数多くの賞が授与されているが、なかでもとりわけアメリカ精神医学学会からのオスカー・プフィスター賞、また科学分野のオーストリア学士院の名誉会員は特筆に値する。
フランkルウが出版した39冊の著書は、40カ国語で翻訳出版されている。徳にアメリカで出版された『人間の意味探求』(邦訳『夜と霧』)は、非常に数多くの部数が販売され、ワシントンの国会図書館などから「アメリカで最も影響を与えた十冊の本」の一つに選ばれているほどである。1997年にウィーンで亡くなる。

 

[訳者]
広岡義之(ひろおか・よしゆき)
1958年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。神戸親和大学発達教育学部特任教授・大学院文学研究科担当。専門は教育学。主な著書に『フランクル教育学への招待』(風間書房)『フランクル人生論入門』(新教出版)などが、主な訳書にV.E.フランクル『絶望から希望を導くために』(共訳、青土社)などがある。

古田薫(ふるた・かおる)
1962年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫大学教育学部教育学科教授。

塩見剛一(しおみ・こういち)
1977年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。大阪産業大学教職教育センター准教授。専門は教育学。主な著書に『ペレニタスの教育』(共著、教育哲学・思想研究会)などが、主な訳書にV.E.フランクル『絶望から希望を導くために』(共訳、青土社)などがある。

津田徹(つだ・とおる)
1970年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。神戸芸術工科大学芸術工学教育センター教授。専門は教育学、西洋哲学史。主な著書に『教育の制度と歴史』(共著、ミネルヴァ書房)などが、主な訳書にV.E.フランクル『絶望から希望を導くために』(共訳、青土社)などがある。

山本孝司(やまもと・こうじ)
1971年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。西南学院大学人間科学部自動教育学科教授。

高柳充利(たかやなぎ・みつとし)
1974年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。信州大学学術研究員教育学系准教授。著書に『教育実践に役立つ生徒指導・進路指導論』(共著、あいり出版)がある。

草野智洋(くさの・ともひろ)
1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。琉球大学人文学社会学部社会人間学科准教授。

広瀬悠三(ひろせ・ゆうぞう)
1980年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学大学院教育学研究科准教授。