ユリイカ2015年1月臨時増刊号 総特集=岩明均

-『風子のいる店』『寄生獣』から『七夕の国』、そして『ヒストリエ』へ-

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ユリイカ2015年1月臨時増刊号 総特集=岩明均

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2015年1月

ISBN978-4-7917-0281-7

【インタビュー】
晴れた日に、ペンをとり / 岩明均 聞き手=斎藤宣彦

【イラスト・エッセイ】
ある意味、最強の… / 福本伸行
心に届く人 / 須賀原洋行
コースター / 吉田戦車
『ヘウレーカ』とシチリア透視図 / ヤマザキマリ
ヒストリエに魅せられて / 池辺葵
「面白い」でいいのか? / 恩田陸
「ああそうか」 / 海猫沢めろん
ミギーちゃん遊園地へ行く / 山本さほ
『寄生獣』によせて / 施川ユウキ

【描線の対話者】
輪郭線に寄りそい、輪郭線に笑いあう 表現論以降の作家論にむけて / 中田健太郎+野田謙介
岩明均の輪郭、線 パラサイトからマンガ的人間へ / 岩下朋世
切片と投擲 『寄生獣』のシンボリズム / 石岡良治

【岩明均の世界】
芸術家と職人 岩明均の初期短篇について / 三輪健太朗
彼女は真顔で変わって / さやわか
「科学意識」のエンタテイナー 『七夕の国』について / 都留泰作
理由と剣客 「剣の舞」を読む / 師茂樹
「歴史」の眼で「見つける」こと 『ヘウレーカ』と『ヒストリエ』 / 大谷哲

【暴力と崇高】
「皮剥ぎ」が露わにするもの 岩明均の描く「人間」の境界 / 原健一
岩明均論のためのノート 地球外的な暴力性について / 杉田俊介

【映画『寄生獣』インタビュー】
いまこそ語られるべき物語 映画『寄生獣』製作秘話 / 山崎貴 聞き手・構成=泊貴洋
〈想像力の世界〉の面白さ / 染谷将太 聞き手・構成=泊貴洋

【静かなる闘争】
境界線に生きる者たち / 斎藤環+杉田俊介
無気味さの「環状島」へ / 斎藤環
No Sex, No Future 異性愛のバイオ化・クィア化を夢みることについて / 小泉義之
「共存」の生命観 『寄生獣』の「功利」主義について / 八代嘉美
『寄生獣』が融合させたのは何か SF〈として〉読む岩明均 / 海老原豊

【メディアミックスの向こう側に】
その画はどこから生まれるのか メディアの本質のための岩明均論 / 泉信行
混ざること、問われること / 高瀬司

【資料】
岩明均作品解題 / 三輪健太朗