ユリイカ2014年4月号 特集=バルテュス

-20世紀最後の画家-

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
ユリイカ2014年4月号 特集=バルテュス

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2014年4月

ISBN978-4-7917-0269-5

■人生に関する断章*28
  『承元記』・後鳥羽院について / 中村稔

■詩
  待乳山 / 大江麻衣

■耳目抄*319
  書店について 「物語岩波書店百年史」のことなど / 竹西寛子

■屋根裏の私の小さな部屋♪6
  となりのカナちゃん / 大庭賢哉

■第19回中原中也賞発表
  大崎清夏『指差すことができない』 「受賞詩集より――指差すことができない 森がある らくだは苦もなく砂丘になる 夜が静かで困ってしまう ハレーションの日に / 荒川洋治 井坂洋子 佐々木幹郎 高橋源一郎 蜂飼耳

■特別掲載
  「らしい」建築批判 2 / 飯島洋一

特集*バルテュス  20世紀最後の画家

【父なるバルテュス】
真に高貴なるロマン主義者バルテュス / スタニスラス・クロソウスキー・ド・ローラ 訳=松田和也

【メールインタビュー】
バルテュスのティータイム / 春美・クロソフスカ・ド・ローラ 聞き手=編集部

【対談】
少女という瞬間 〈ヨーロッパ〉を凝固した絵画 / 会田誠+平野啓一郎

【神秘を切り分ける】
《樹木のある大きな風景》を訪ねて / 與謝野文子
バルテュス、魂という具象的な質料について / 丹生谷貴志
「裂け目(クラック)」の画家バルテュス / 江澤健一郎
バルテュスにおける「宗教性」 / 木俣元一
バルテュスの素描の変容 / 石谷治寛
バルテュスのパサージュ 《街路》から《部屋》へ / 桑田光平
バルテュス絵画の現地調査と立体化による作品考察 / 近藤達雄

【インタビュー】
絵画の夢、画家の術 / 松井冬子 聞き手=阿部真弓

【愛着のエチュード】
受験とバルテュス / 原久路
光 Mitsou 夢のなかのひとつの部屋 / 阿部真弓
〈子どもの眼〉を持ちつづけた画家 『ミツ バルテュスによる四十枚の絵』にはじまる / 寺村摩耶子

【われらとバルテュス】
バルテュスとリルケ / 神品芳夫
身体への眼差し、あるいは「光の身体」 バルテュスとアルトー / 森島章人
芸術のY字路 クロソウスキーとバルテュス / 大森晋輔
「バルテュスはシュルレアリストではない、だが…」 / 副田一穂
増殖と消費の螺旋の中で / 永山薫
批評の無限後退 バルテュスをめぐる言説から / 原田裕規

【古城とアトリエ】
バルテュス主要作品解題 / 松野敬文