ユリイカ2014年7月号 特集=ガルシア=マルケス

-『百年の孤独』は語り続ける-

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ユリイカ2014年7月号 特集=ガルシア=マルケス

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2014年7月

ISBN978-4-7917-0273-2

■人生に関する断章*31
  氷川神社について / 中村稔

■追悼*那珂太郎
  那珂太郎さんを偲ぶ / 中村稔
  那珂太郎さんを悼む / 入沢康夫

■詩
  ロックマンの森 / 疋田龍乃介

■特別掲載
  「らしい」建築批判 5 / 飯島洋一
  〈病んだ人〉の時代 第六四回ベルリン国際映画祭に見るドイツ映画 / 瀬川裕司

 

特集*ガルシア=マルケス  『百年の孤独』は語りつづける

【ガルシア=マルケス縦横無尽】
ラテンアメリカというアマルガム ガルシア=マルケスと世界をつなぐ / 野谷文昭+ヤマザキマリ

【追想】
〈牛〉に引かれて白馬へ / 鼓直
ガルシア=マルケスとケルト幻想 / 木村榮一
ガボ夫妻との三〇年 / 田村さと子
ガルシア=マルケスの中の不在 / 旦敬介

【作家の生と死】
書く魂 / エクトル・アバッド=ファシオリンセ 訳=久野量一
文字の都市の住人たち ガブリエル・ガルシア=マルケスに対するアンヘル・ラマの共感と差異の感情 / 柳原孝敦
孤独と物語 『族長の秋』に見る孤高の作者像 / 寺尾隆吉

【六の遍歴の物語】
悲劇を現実化する傍観者たち / 星野智幸
幽明の境で会ったひと / 谷崎由依
「歯を抜かないと撃つと言ってるよ」 / 福永信
マルケスという神 / 井上敏樹
ガルシア=マルケスの修業時代 / 樺山三英
万華鏡越しの世界 / 池澤春菜

【リアリズムの行方】
ラテンアメリカを引き継ぐ ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』と北米の魔術的リアリズム / 都甲幸治
「マジカル・リアリズム」という記号、世界文学を通して知る〈世界〉 / 河野至恩
巨木と下生え ガルシア=マルケス、ボラーニョ、あるいは無数の作家たち / 松本健二

【物語の響く場所】
欲望と倒錯 / 丹生谷貴志
フォークナーとガルシア=マルケスのフラット・キャラクターたち / 小林久美子
ガルシア=マルケスとバジェナート / 山口元一
いくつもの世界のひしめく文学 / 見田悠子
『百年の孤独』エミュレータをもとめて / 飯田一史

【語り伝えられるもの】
『百年の孤独』の作家の百年 ガルシア=マルケス年譜 / 書肆マコンド

■今月の作品
  細尾真奈美・江田つばき・武田祐子・野口やよい・サトウアツコ  選=日和聡子

■われ発見せり
  輪郭への思考 / 小野智海