現代思想2014年6月号 特集=ポスト・ビッグデータと統計学の時代

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現代思想2014年6月号 特集=ポスト・ビッグデータと統計学の時代

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2014年6月

ISBN978-4-7917-1281-6

■連載――科学者の散歩道 第八回
  ケーニヒスベルグの橋 / 佐藤文隆

■連載――家族・性・市場 第一〇〇回
  精神医療現代史へ・追記3 / 立岩真也

 

特集*ポスト・ビッグデータと統計学の時代  

【イントロダクション】
ビッグデータと統計学 / 竹内 啓

【討議】
情報(データ)は人を自由にするか / 西垣 通+ドミニク・チェン

【インパクト】
統計学にとって情報とは何か / 竹村彰通
ビッグデータブームを考える / 水田正弘
ビッグデータは科学を変えたか? / 出口康夫

【インタビュー】
統計学は科学の文法である 水俣から福島まで、なぜ公害は繰り返されるのか / 津田敏秀

【統計学の現在】
統計的因果推論の考え方 / 岩崎 学
統計学・確率論の有効性とその限界 / 小島寛之
統計・実証主義・社会学的想像力 / 太郎丸 博

【データという問題】
ビッグデータの社会哲学的位相 / 大黒岳彦
「非有機的身体」の捕獲 膨脹する所与(データ)と新たな利潤(レント)源泉 / 長原 豊
工学的心身問題 / 西川アサキ+森脇紀彦

【ポスト・ビッグデータ社会のために】
生かさない〈生―政治〉の誕生 ビッグデータと「生存資源」の分配問題 / 柴田邦臣
「ネオ精神医学」を生み出した「トロイの木馬」:DSM アメリカにおける父殺しと科学への倒錯 / 樫村愛子
ビッグデータとビッグソサエティ / 和田伸一郎

■研究手帖
精神障害者「社会復帰」政策下での「反社会復帰派」運動研究の思想的可能性 / 安原荘一