現代思想2010年5月号 特集=現象学の最前線

-間文化性という視座-

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現代思想2010年5月号 特集=現象学の最前線

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2010年5月

ISBN978-4-7917-1213-7

新連載――出会いと言葉 第1回
  わたしと “ことば”、そして “言語” との関係 / 西江雅之

■連載――ヴィータ・テクニカ 第8回
  確率・環境・自己  / 檜垣立哉

■連載――和辻倫理学とは何か 第14回
  国破れて山河はあるか 和辻国家論の戦後 / 子安宣邦

■連載――家族・性・市場 第54回
  『税を直す』 の続き / 立岩真也

特集=現象学の最前線 間文化性という視座

【導入】
現象学とその外部 「現象学と弁証法」 をめぐって / 熊野純彦

【討議】
間文化現象学という 〈実践〉 危機への呼応的応用 / 谷徹+松葉祥一

【間文化性】
間文化性と間世界性 要約と展望 / ゲオルク・シュテンガー (訳=神田大輔)
〈異和感〉 が覚起する 〈理性〉 間文化性をめぐる現象学的試論 / 田口茂

【遭遇/衝突】
文化的、イデオロギー的な遭遇と衝突の状況についての現象学的考察
 / ローズマリー・ラーナー (訳=小西真理子)
過てる遭遇の長い影 間文化性と暴力問題 / ミヒャエル・シュタウディグル (訳=藤井裕子)

【共存/不和】
「酔っぱらいの話のように・・・・・・」 歴史の肉と政治的身体 / ジャコブ・ロゴザンスキー (訳=松葉祥一)
被曝身体とパワー/権力 ポスト・ヒロシマ時代の 「見えるものと見えないもの」 / 嘉指信雄

【歴史の生起/沈降】
諸文化を横断する戦闘的な真理 メルロ=ポンティ 「制度化」 概念と 「間文化現象学」 / 廣瀬浩司

【移動/家】
デジタル空間、リスク指向経済、そしてハイデガー的な出口 / ジョン=クォン・リー (訳=小倉拓也)

【精神/身体の交感】
看護実践の合理性と働きに果たす身体化、感情、生活世界の役割
 / パトリシア・ベナー (訳=松葉祥一+三浦藍)
メタファーという治療装置 フォーカシング・フッサール・よしもとばなな / 村上靖彦

■研究手帖
  現象学とミシェル・アンリ / 川瀬雅也