ユリイカ2004年10月号 特集=中村稔

-詩人の昭和史-

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ユリイカ2004年10月号 特集=中村稔

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2004年10月

ISBN978-4-7917-0125-4

■生成するマラルメ*14
  この美しい記念碑が、詩人のすべてを閉じ込めている・・・・・・ / 柏倉康夫

■絵はがきの時代*5
  洪水と空白 / 細馬宏通

■チェーホフを読む*10
  軍楽隊の音が聞こえる 1 / 宮沢章夫

追悼・種村季弘
  終りのはじまり 種村先生追悼 / 高山宏

■詩
  野に寝ねば、雲が破れて。詞をよみさしの。 / 中村鐵太郎

特集*中村稔 詩人の昭和史

【われらの昭和史】
ある詩人のある視線についての詩学的省察 / 今道友信
中村稔君に寄せる / 大野晋
言語意思と友情と 『私の昭和史』 をめぐって / 高橋英夫

【対談】
生活者であり、詩人であること / 中村稔+樋口覚

【鵜原拾遺】
中村稔:ウソ(詩)とホント(真実) / いいだもも
中村稔とのこと / 日高普

【小詞華集】
中村稔詩14選 / 選・解題=平出隆

【日常のさいはての領域】
中村稔の詩をめぐって雑談風に / 飯島耕一
中村さんの 「あらためて 「雨ニモマケズ」 について」 について / 入沢康夫
引き受ける人 / 蜂飼耳
中原中也と〈昭和史〉と 中村稔の詩と倫理 / 北川透
うたが揺れやまぬ波打ち際で 二〇〇四年夏の中村稔 / 和合亮一

【詩人のいる風景】
中村稔アルバム

【中村稔に関する断章】
日本近代文学館理事長としての中村稔 / 紅野敏郎
文藝家協会での四分の一世紀 / 高野昭
わが友・弁護士中村稔 / トマス・フィールド

【人生と書物】
中村稔年譜 / 中村稔
中村稔書誌 / 編=『ユリイカ』 編集部

■尾崎翠ファンタズム
  レズビアン文化かもしれない 尾崎翠国際フォーラム in 鳥取 2004 / 川崎賢子

■今月の作品
  伊藤伸太朗 東淳子 佐々木堅次 宮坂夏雄 岩井真也 / 選=井坂洋子

■われ発見せり
  ストライキ感覚 / 白石嘉治