ユリイカ2000年6月臨時増刊号 総特集=田中小実昌の世界

-みんなコミさんが好きだった。-

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ユリイカ2000年6月臨時増刊号 総特集=田中小実昌の世界

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2000年6月

ISBN978-4-7917-0061-5

【口絵構成】
コミさんのふらふら人生アルバム

いつ帰ってくるのか / 野見山暁治
サローヤンをめぐる話 / 小島信夫
少しばかりの言葉で / 古山高麗雄
こころの問題ではない 田中小実昌氏の想い出 / 井上忠
コミさんがもういない / 都筑道夫
「しゃり・まん・ちゅう」 の頃 / 井家上隆幸
近寄り難い異人 / 川本三郎

【徹底討議】
愛に近い異様なもの / 池内紀+堀江敏幸

田中小実昌ライブラリ / 編=山本容朗
 ~1 哲学・宗教
   ジョーシキ (『カント節』 福武書店、1985)
   十字架 (『なやまない』 福武書店、1988)

 ~2 時代・友だち
   浪曲師朝日丸の話 (『香具師の旅』 泰流社、1979)
   対談(吉行淳之介×田中小実昌) (吉行淳之介 『面白半分対談』 講談社、1971)
   ぼくのお師匠さん (『コミさんの二日酔いノート』 PHP研究所、1981)
   チュウさんとの対談 (『拳銃なしの現金輸送車』 社会思想社、1990)
   しつこくきいた (『拳銃なしの現金輸送車』 社会思想社、1990)
   路地に潜む陽気な人びと (『サントリー・クォータリー38』 サントリー、1991)

 ~3 映画
   串焼きの味は? (『コミマサ・シネノート』 晶文社、1978)
   ボロは駄目に決定 (『ぼくのシネマ・グラフィティ』 新潮社、1983)
   小道具さんのオデン (『ぼくのシネマ・グラフィティ』 新潮社、1983)

 ~4 旅・バス
   シアトルそして・・・・・・ (『ふらふら日記』 毎日新聞社、1987)
   ダブリン・酒と、バスの日々 (『ほろよい味の旅』 毎日新聞社、1988)
   あとがき (『バスにのって』 青土社、1999)

 ~5 自伝・家族
   勤労奉仕から動員へ (『いろはにぽえむ』 TBSブリタニカ、1985)
   父と特高 (共著 『誰にも青春があった』 文藝春秋、1989)
   さすがは芸大教授 (『また横道にそれますが』 読売新聞社、1981)
   屁理屈 (『また一日』 文化出版局、1980)
   女家族の中でのボク (『コミさんの二日酔いノート』 PHP研究所、1981)
   私の葬式 (『コミさんの二日酔いノート』 PHP研究所、1981)

 ~6 初期作品
   やくざアルバイト (初出 『文藝春秋』 一九五〇年七月号、文藝春秋)
   上陸 (初出 『新潮』 一九五七年一二月号、新潮社)

翻訳家コミさんのこと / 杉江松恋

【アンケート】
~タナカ・コミマサに花束を。~
   今岡信治 大友良英 角田光代 小嵐九八郎 佐々木正人 武田一成
   東琢磨 保坂和志 星野智幸 みうらじゅん 三上寛 山本直樹

■ 田中小実昌年譜 / 編=関井光男
■ 田中小実昌著作目録