現代思想2007年3月号 特集=笙野頼子

-ネオリベラリズムを越える想像力-

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現代思想2007年3月号 特集=笙野頼子

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2007年3月

ISBN978-4-7917-1161-1

■連載――人間原理のパラドクス 第5回
  「論理で終末を予測」 できる時代 1 / 三浦俊彦

■連載――家族・性・市場 第18回
  労働を得る必要と方法について / 立岩真也

特集=笙野頼子 ネオリベラリズムを越える想像力

【笙野頼子】
ネオリベ迷惑を考えるお茶会 極私と無政府@だいにっほん
 / 笙野頼子+白石嘉治+入江公康+矢部史郎+山の手緑+松本麻里+水島希
極私と宗教 自己に内在する唯一絶対の他者vs.「一」 の多様性と可能性について / 笙野頼子+安藤礼二
夜の河をけして越えぬために 「友達」 と一緒に生きて伝えるための、全人的報告 / 笙野頼子

【エッセイ】
「カニバット」 から吹く暴風 / 星野智幸
魔術的な言語、言語の魔術 / 佐藤亜紀

【ネオリベラリズム】
「金毘羅」 の未来、あるいはネオリベラリズムの終わりを生きるために / 白石嘉治
死者は 「かわりに思い出してください」 と呼びかけた / 佐藤泉
抵抗する〈習合〉の形 新たな“身分制”のなかで 「祈る」 / 入江公康

【作品を読む】
「ない」 ものたちの最終戦争 笙野頼子は何と戦っているのか? / 清水良典
アヴァン・ポップ神話体系 / 巽孝之
国家に抗する 「私」 笙野頼子試論 / 新城郁夫
〈習合〉というジャンル? 『金毘羅』 小考 / 松本潤一郎

【フェミニズム】
ウラミズモが国家であることの教訓 ネオリベとフェミの接触を断ち切る / 新田啓子
おかあさんとブスと言語 / 松本麻里
ウラミズモの裏地 / 水島希

【「私」から】
脳内彼女の実況中継 テクスチュアル・ハラスメントはまだまだ続く / 小谷真理
一人称の圧倒 / 五所純子
儚はかない者たちと相互扶助 笙野頼子 『だいにっほん、ろんちくおげれつ記』 / 渡邊英理
怨念の労働 都市を漂う 「セーフセラー」 の叛逆に向けて / 栗原康
本当の労働実話 / 山の手緑

【ブックガイド】
笙野頼子作品ガイド まつろわぬ 「私」 の居場所 / 鈴木とりこ

■研究手帖
  ゲーデルとアメリカン・フットボール / 高橋昌一郎