現代思想2006年5月号 特集=イスラームと世界

-衝突か抵抗か-

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現代思想2006年5月号 特集=イスラームと世界

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2006年5月

ISBN978-4-7917-1149-9

■連載――家族・性・市場 第8回
  専業主婦体制 4 / 立岩真也

■連載――ニューヨーク烈伝 第18回
  都市と建築の相克 / 高祖岩三郎

特集=イスラームと世界 衝突か抵抗か

アラブ・ムスリムは自分たちが歴史の外へ追いやられたと感じている
 / マフムード・ダルウィーシュ (訳=新井令子)

【討議】
世界化する分離壁に抗して イスラーム認識とわれわれ / 鵜飼哲+臼杵陽

【激動するイスラーム】
「革命」 か 「分断」 か イラクの 「パレスチナ化」 の真相 / 酒井啓子
パレスチナ議会選挙、ハマス勝利に関する三つの考察 / ギルアド・アツモン (訳=早尾貴紀)
「民主的世俗的パレスチナ」・「民主的ユダヤ国家イスラエル」・「二民族共存国家」
 パレスチナ/イスラエルにおける国家理念の行方 / 早尾貴紀
「イスラーム運動」 の風景 国政選挙前後のイスラエルのアラブ社会から / 田浪亜央江

【西欧とイスラーム】
誰に 「表現の自由」 は必要か / 西谷修
フーコーのテヘラン / 丹生谷貴志
イスラーム現象 現代世界不可避の思想課題 / 鈴木規夫

【諷刺画問題】
幻想の自由と偶像破壊の神話 預言者風刺画問題報道をめぐって / 中田考
加害者は被害者を恐れる 「イスラモフォビア」 とその周辺 / 栗田禎子
同時代的現象としてのイスラモフォビアと反セミティズム 預言者ムハンマド諷刺画問題を考える
 / 臼杵陽
冒瀆する羊 「イスラームの名における検閲」 会議での発言 / フェティ・ベンスラマ (訳=佐々木中)

【イスラームの現在】
純正パトリオティズムの悲劇 チェチェン危機の深層 / 林克明
布のスカーフが盾に 革命と戦争により、家の中から社会に出ることを獲得した女性たち
 / アレズ・ファクレジャハニ
繋がり、広がり、逸脱 インドにおけるムスリム皮革・食肉商工業者のネットワークとその恣意的読み替え
 / 大石高志

■研究手帖
  市民参加メディアから東アジアのリージョナリズムへ / 玄武岩