現代思想2004年8月号 特集=いまなぜ国家か

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現代思想2004年8月号 特集=いまなぜ国家か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2004年8月

ISBN978-4-7917-1124-6

■連載――ことばの哲学者 第8回
  文化村の日々 / 池内紀

■連載――『大菩薩峠』 を読む 第5回
  流謫ディアスポラの人びと (その2) / 成田龍一

特集=いまなぜ国家か

【理論】
資本・国家・宗教・ネーション / 柄谷行人 [聞き手=萱野稔人]
国家を思考するための理論的基礎 / 萱野稔人

【討議】
支配されたがる人々 / 斎藤貴男+森達也

【法】
国家による安心と夢の簒奪 / 笹沼弘志

【資本主義】
現代国家の変貌 グローバリゼーション・新自由主義・帝国主義 / 渡辺治
アバーブ・ザ・ライン 基軸通貨の根拠とドル化 / 本山美彦

【ヨーロッパ】
例外状態 / ジョルジョ・アガンベン (訳=高桑和巳)
ヨーロッパ統合と《国民=国家》概念 / 廣瀬純

【戦争】
自殺国家 / ポール・ヴィリリオ (訳=松本潤一郎)
世界内戦とリンチ的暴力 「市民的」 不服従のアソシエーションへ / 土佐弘之
米国による紛争後の国家再建 軍事力のジレンマと理念主義のジレンマ / 篠田英朗

【歴史】
帝国の移転 近代国家システムと 「神の国」 アメリカ / 山内進
誠敬の政治思想 / 友常勉
統治権力としての大正デモクラシー 内在と同質性の政治テクノロジー / 芹沢一也

■研究手帖
  棘の先端 / 花森重行