現代思想2003年6月号 特集=反戦平和の思想

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現代思想2003年6月号 特集=反戦平和の思想

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2003年6月

ISBN978-4-7917-1106-2

■連載――ザッハー=マゾッホ 淘汰と涅槃のエロチカ 最終回
  フロイトもしくは死への衝動 「啓蒙の彼方へ」 3 / 平野嘉彦

■連載――インターネットの思想 第14回
  インターネットの商品化はいかにして達成されたか / 脇英世

特集=反戦平和の思想  

【インタヴュー】
ベトナムからイラクへ 平和運動の経験と思想の継承をめぐって / 吉川勇一 [聞き手=道場親信]

【討議】
反戦からみえてくるもの / 鵜飼哲+道場親信+李孝徳

【反戦平和】
イラク反戦からコリア反戦へ / 吉岡達也

【表現としての反戦平和】
見よ ぼくら 四人称複数 イルコモンズの旗、改メ、殺すなの旗 / ヲダマサノリ+小田昌教
ダンス・トゥ・デモンストレーション / 野田努+三田格+水越真紀

【反戦平和の背景】
ならずもの / ジャック・デリダ (訳=逸見龍生)
世界の不安定要因としての日本 イラク爆撃をめぐって / 河辺一郎

【反戦平和の歴史】
「反戦平和」 の戦後経験 対話と交流のためのノート / 道場親信
イラク反戦フィーバーで終わらせないために / 池田五律
湾岸戦争後の 「文学者」 〈新たな反戦〉の行方 / 高和政

【非暴力】
国際連帯運動 第二次インティファーダ下の非暴力直接行動による抵抗運動 / 清末愛砂

【国境をこえる運動 1】
殺されたくないし、殺したくない 沖縄の反戦運動の根 / 屋嘉比収
平和までの道のりはあとどのくらいあるのか? / 黄平 (訳=本田親史)
私たちを 「国民」 という”呼びかけ”は、もう止めて! 脱内戦時代の「国益」 概念と反戦市民権
 / 金賢美 (訳=坂本知壽子)

【国境をこえる運動 2】
恒常化する戦争、永続化する運動 ニューヨークからの雑記的報告 / 高祖岩三郎
反戦⇔反グローバリズム / 毛利嘉孝
抵抗の累乗型モンタージュ 日本で平和運動をしている君へのフランスからの手紙 / 廣瀬純
ドイツにおける新しい平和運動 / トーマス・リヒター (訳=山本裕子)

■先端医療
  生存の争い 医療の現代史のために 12 / 立岩真也

■研究手帖
  前線/境界閾 / 徳永理沙