現代思想2003年6月臨時増刊号 総特集=ハリウッド映画

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現代思想2003年6月臨時増刊号 総特集=ハリウッド映画

定価1,885円(本体1,714円)

発売日2003年6月

ISBN978-4-7917-1107-9

【アメリカの不安】
ハリウッドのアカルイミライ? / 黒沢清
おまえはただの現在にすぎない / 高橋洋
ドアはいつも開いている。 / 岡崎乾二郎
愛と追憶の三〇年 六〇年代末期以後の 「ハリウッド」 / 遠山純生
管理する視線 映画と刑務所 / ハルーン・ファロッキ (訳・改題=大澤浄+加藤幹郎)

【ハリウッド映画の〈現在〉】
謎ならざる謎 『ブレードランナー』 論序説 / 加藤幹郎
少数報告マイノリティ・リポートは存在するか フィルム・ノワールと(反)アメリカ的なものの現在 / 中村秀之
“I Can Bring Everyone Back” スピルバーグの〈現在〉と接近遭遇するためのノート / 藤井仁子
タイムワーナーの共謀 『JFK』、『バットマン』、ハリウッド映画のマネージャー理論
 / ジェローム・クリスチャンセン (訳=石岡良治)
『マルホランド・ドライブ』、あるいは感覚の論理学 / 友常勉
『ユー・ガット・メール』、あるいはロマンティック・コメディの臨界 / 田崎英明

【アメリカへの〈抵抗〉】
ハリウッド、あるいはヴァーチュアルな時代における世界イメージの商品化について / 吉本光宏
日常語としてのハリウッドと世界観客の支配 / アーロン・ジェロー
グローバル・ハリウッド ハリウッド史・文化帝国主義・グローバリゼーション
 / トビー・ミラー (訳=坂口周+中村香代子)

【ハリウッドの〈争点〉】
ハリウッド映画みたい グローバリゼーション、知の制度化 / 吉本光宏+北野圭介
批評的争点としてのハリウッド映画 / 北野圭介
哲学的争点としてのグローバリゼイションについてのノート
 / フレドリック・ジェイムソン (訳=北野圭介)
産業としての映画 ハリウッドとヨーロッパ / ジェフリー・ノエル=スミス (訳=高橋明史)

【ハリウッドの〈空隙〉】
異星の客 香港映画はいかにしてハリウッドを夢見るのか / 野崎歓
非効率的ヴィジョン ストローブ=ユイレあるいは 『(複数の)映画史』 以後のゴダール / 細川晋
フランス映画批評とハリウッド / 堀潤之
間を生きる男の美学 ブルース・リーとカンフー映画のパラドックス / 新田啓子
〈帝国〉の内? 中国の〈外〉? / 賈樟柯 『青の稲妻(任逍遥)』 から見えてくるもの / 丸川哲史
メル・ギブソンの政治身体 / 村山敏勝
アメリカの悲劇 / 畠山宗明