現代思想2002年2月号 特集=先端医療

-資源化する人体-

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現代思想2002年2月号 特集=先端医療

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2002年2月

ISBN978-4-7917-1086-7

特別掲載
  想像のなかの差異、構造のなかの同一
   京城帝大と台北帝大の比較からみる植民地近代性 / 白永端 (訳=趙慶喜)

特別掲載
  差異空間の神話学 日本神話における 「クソマル」 をめぐる諸問題 / 佐藤由美子

特集=先端医療 資源化する人体

【討議】
生命はどこへ行くのか / 村上陽一郎+中谷瑾子

【インタヴュー】
再生医療研究の現在 / 中辻憲夫 [聞き手=柘植あづみ]

【再生医療】
先端技術が 「受容」 されるとき ES細胞研究の事例から / 柘植あづみ
生殖技術は封印できるか / 鈴木良子

【人からヒトへ】
経済人ホモエコノミカス バイオテクノロジー時代における身体組織の商業化
 / ドロシー・ネルキン+ロリー・アンドリュース (訳=仙波由加里)
生体モデルと人体の部品化 / 松原洋子

【グローバリゼーション】
リセットの軽さと重さ / 後藤浩子
肉のフロー 狂牛病と資本主義 / 澤野雅樹

【医療の転換】
生存の争い 医療の現代史のために 1 / 立岩真也
医療の転換点としての脳死臓器移植 / 向井承子

【資源化する人体】
資源となる人体 / 増井徹
生命と特許 / 隅藏康一

【医療への想像力】
家畜文明論 / 小谷真里
寓話にならないバイオなお話 / 飯田祐子

【先端医療は福音か】
検体のまま取り残されないために ハンチントン病をめぐって / 武藤香織
聞こえない子どもに人口内耳は必要か
 乳幼児への人口内耳埋め込み手術の是非を問う――ろう者自身の立場から
 / 木村晴美+小薗江聡 (訳=芳仲愛子)

■研究手帖
  一九世紀の持続としての / 山根伸洋