定価1,361円(本体1,238円)
発売日2000年2月
ISBN978-4-7917-1055-3
■特別掲載
人類学とサバルタンの主体的関与エイジェンシー
『私の名はリゴベルタ・メンチュウ』 における表象の問題 / 太田好信
■歩行と思索
素直なバグ認識を抑圧するもの 東芝社長を“こわばらせる”ものは何か? / 岩谷宏
■変容する空間
空間の政治学、あるいは都市研究とメディア研究の対話をめぐって (中) / 吉見俊哉
特集=ジェンダー 表象と暴力
【討議】
セクシュアル・ハラスメントの権力作用 / 江原由美子+栗原彬
【セクシュアル・ハラスメント】
キャンパス・セクシュアル・ハラスメント その問題化の背景 / 上野千鶴子
日本企業におけるセクシュアル・ハラスメント問題
女性のセクシュアル・ハラスメント対応を中心に / ジェシカ・ラム
【表象の政治】
ポルノグラフィは、理論 / フランシス・ファーガソン (訳=石井香江+小ヶ谷千穂)
【法】
アンティゴネにおける転位とミメーシス / 後藤浩子
なぜ法なのか? / ドゥルシラ・コーネル (訳=長尾洋子)
女たちによる交通 性の 「政治経済学」 についてのノート / ゲイル・ルービン (訳=長原豊)
【暴力】
暴力・ことば・世界について / 岡野八代
(無)意味と暴力 / 浅野千恵
【表象と主体】
わたしは作文を引き裂いた 『ヴィレット』 と語る女性の私的領域 / 村山敏勝
科学を 「書く」 女 エミリー・デュ・シャトレと 『物理学教程』 の誕生 / 川島慶子
政治と文学、あるいは表象の不・可能性 / 佐藤泉
専業主婦という表象 「わたしであること」 への呼びかけとしての / 鈴木由加里
■研究手帖
シアトル・海亀・ニューレフト・エコロジー / 藤永康政