現代思想2000年9月号 特集=健康とは何か

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現代思想2000年9月号 特集=健康とは何か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2000年9月

ISBN978-4-7917-1063-8

■連載――私の一宮巡詣記 第23回
  北近畿の海の一宮 籠と粟鹿 / 大林太良

■歩行と思索
  また炎暑によるforceたちへの鎮魂が / 岩谷宏

■連載――往復書簡=剣の思想 第3回
  術・法・流儀 / 前田英樹

特別掲載
  圧縮近代の思想 一九八〇‐一九九〇年代韓国の思想 / 尹健次
  売却済みの象牙の塔 グローバリズムのなかの大学 / マサオ・ミヨシ (訳=宮田優子+清田友則)

特集=健康とは何か  

【討議】
病と健康のテクノロジー / 市野川容孝+松原洋子

【インタヴュー】
異文化としての医療 素人が模擬患者になるとき / 佐伯晴子 [聞き手=松原洋子]

【遺伝子医療】
遺伝子改良の論理と倫理 / 金森修
遺伝病スクリーニングのパラドクス フェニルケトン尿症のスクリーニング
  / ダイアン・ポール (訳=中島理暁 解題=松原洋子)

【予防医学】
医療的言説に抗する身体 / 浮ヶ谷幸代
WHOの〈健康〉の定義 / 根村直美

【健康の哲学】
障害と健康 障害との健康な関係はいかにして可能か / 大津留直
ハイデガーと 「病い」 / 北川東子
正しく測るとはどういうことか? / 重田園江

【先端医療の倫理】
小児がん医療の中の子ども 子どもの権利は尊重されているか / 戈木クレイグヒル滋子
隣人愛の美名のもとに 脳死移植に対するキリスト教的視点からの問題提起 / 土井健司

■研究手帖
  「市民」 と 「公共性」 の陥穽 / 隠岐さや香