現代思想1999年4月号 特集=システム論

-内部観測とオートポイエーシス-

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現代思想1999年4月号 特集=システム論

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1999年4月

ISBN978-4-7917-1044-7

■連載――私の一宮巡詣記 第7回
  東海の一宮 遠野・三河・尾張 / 大林太良

■歩行と思索
  言葉は企業が商品として発達させなかった
   エクリチュール史におけるオープンソース化の含意 / 岩谷宏

■デリダ
  Décidévénement,du texte (承前) / 港道隆
  「円環と深淵」 と不確定な端初 (承前) 『資本論』 の序文と 「序論」 / 長原豊

特集=システム論 内部観測とオートポイエーシス

【対談】
生命の起源を探る 内部観測とオートポイエーシス / 河本英夫+松野孝一郎

【インタヴュー】
オートポイエーシスと現象学 / フランシスコ・ヴァレラ [聞き手=河本英夫+永井晋] (訳=岩見徳夫)

【アフォーダンス】
知覚は終わらない / 佐々木正人
知覚‐行為循環 有機体と環境、情報と力を接続する場としての / 三嶋博之

【時計と時間】
パルメニディスの夢 / 松野孝一郎
時計としての時間、または過去・現在・未来の起源 / 郡司ペギオ‐幸夫
五分間は永遠とどう違うか? 動的構造主義の視点からの心・身体・言語の分析
 / ゲルトルーディス・ファン・デ・ヴィジュヴェール (訳=河村一郎)
先取りのテキスト : 『理論生物学』
 進化システムにおける現在の問題群とユクスキュルの関係 / スタンリー・N・ソールス (訳=廣野喜幸)

【自己のシステム】
メタモルフォーゼ 日々新たな自己になるために 1 / 河本英夫
現象学的‐人間学的見地からの「自己」‐関係性への考察
 / ヴォルフガング・ブランケンブルク (訳=飯野由美子)
アクトとしてのシステム カッシーラーのシステム論 / 柿本昭人
西田幾太郎における世界の自己構成の理論 / 清水太郎

【内部観測/オートポイエーシスの展開】
自然発生性とサバルタン・ポリティクス / 崎山政毅
数学の脱構築 あるいは生命のモデルとしての数学 / 角田秀一郎
虹の部屋 / 港千尋

■研究手帖
  反権力とAV / 浅野千恵