現代思想1998年1月号 特集=ウィトゲンシュタイン

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現代思想1998年1月号 特集=ウィトゲンシュタイン

定価1,571円(本体1,429円)

発売日1998年1月

ISBN978-4-7917-1026-3

■連載――アンゼノロジー 第8回
  医療のなかの安全 安全学の可能性 8 / 村上陽一郎

■歩行と思索
  六〇年代論と知識人 / 富山太佳夫
  原始数形と相対数系・理科と文科 / 岩谷宏

■ 「女」 とは誰か
  私という旅 権力資源としての言語(承前) / リサ・ゴウ [聞き手=鄭暎惠]

特集=ウィトゲンシュタイン  

【ウィトゲンシュタインのアクチュアリティー】
ウィトゲンシュタインを読む 反時代的考察のために / 石黒ひで
日常性への回帰 アメリカの声・私の声 / スタンリー・カベル [聞き手・訳=齋藤直子]
没落に抵抗すること 文化の哲学者としてのウィトゲンシュタイン / スタンリー・カベル (訳=齋藤直子)

【ウィトゲンシュタイン研究の現在】
言語とメタ言語 / 飯田隆
言語ゲームと言語ゲームの間 / 野矢茂樹
色彩と光 ゲーテとウィトゲンシュタイン / 河本英夫
ウィトゲンシュタインの数学の哲学について / ヒラリー・パトナム (訳=津留竜馬)
フレーゲ・『論考』・論理中心的窮境 / トーマス・G・リケッツ (訳=中川大)
さらなるパラドクス 規則のパラドクスからの新展開 / 森村くるみ

【内的関係】
言語実践と論理的主体
 ウィトゲンシュタインの前期思想と後期思想に一貫する視座について / 古田裕清
次元、奥行き、そして弁証法 現代科学における非連続性の問題に対する現象学的アプローチ
 / スティーヴン・M・ローゼン (訳=河村一郎)
実践から見たウィトゲンシュタイン
 「理論に至る道」 から 「社会的詩」 へ / ジョン・ショッター (訳=塩谷賢)
応答の秩序 新しい経験主義 / ユージーン・T・ゲンドリン (訳=斎藤浩文)

【謎】
謎なぞとアンセルムスの謎 / コーラ・ダイアモンド (訳=樋口えり子)
石版を巡る幾つかの体制 語りえぬものは、しかし変形する / 澤野雅樹
反復と解釈 序説 「規則に従うこと」 への一視角 / 高橋義人
存在論としてのウィトゲンシュタイン/方法論としてのドゥルーズ=ベルグソン
 / 郡司ペギオ‐幸夫

【痕跡】
像と 「神話の体系」 / 関口浩喜
「痕跡」 のいかがわしさについて 記憶に関するウィトゲンシュタインの所見より / 篠原成彦
他者の語りとしての〈私〉論 永井独我論の脱構築 / 勝守真

特別掲載
  神話の中の動物たち / 大林太良+吉田敦彦

■研究手帖
  スタニスラフスキーからギブソンへ / 宮崎清孝