現代思想1998年10月号 特集=主体とは何か

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現代思想1998年10月号 特集=主体とは何か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1998年10月

ISBN978-4-7917-1037-9

新連載――私の一宮巡詣記 第1回
  旅の仕度 / 大林太良

■歩行と思索
  今どきブルクハルト / 富山太佳夫
  社会主義思想のフルモデルチェンジへの試走 / 岩谷宏

特別掲載
  技術の歴史性と経路依存症を考える (上) 理論と歴史の新たな出会いのゆくえ / 松本三和夫

特集=主体とは何か  

【インタヴュー】
主体の場所 / 中村雄二郎 [聞き手=土屋恵一郎]
主体とは何か / 酒井直樹 [聞き手=葛西弘隆]

【市民主体】
主体化と臣民化 / エチエンヌ・バリバール (訳=松葉祥一+大森秀臣)
存在論としてのコミュニズム J=L・ナンシーの共同体概念 / 松葉祥一
生に折り畳まれる死 フーコーの権力論を再考する / 酒井隆史

【主体と欲望】
主体に原因はあるのか / スラヴォイ・ジジェク (訳=梶理和子)
バタフライナイフは他者の語らいを希求する ラカンのL図をめぐって / 下河辺美知子
「性=人格論批判」 を批判する / 浅野千恵

【サバルタン的主体】
存在しえなかったものを回復する
 スピヴァックの論文 「サバルタンは語ることができるか」 が人類学へ投げかける問題と可能性 / 太田好信
微粒子、あるいは 〈Qualunque‐Quelconque〉 過程としての主体化 / 長原豊
ミゲル・マルモルの《帰還》 / 崎山政毅

【主体の生成】
三木清における 「主体」 と 「系譜学」 / 三宅芳夫
物質と主体 / 雑賀恵子

【主体の位置】
主体の後にはだめ連が来る / 小倉虫太郎+神長恒一+究極Q太郎+ひょうろく+ペペ長谷川

特別掲載
  みずからを知らぬ魂 アランに出逢うまでのシモーヌ・ヴェイユ / 冨原眞弓

■研究手帖
  生きていることの驚き / 廣野喜幸