現代思想1997年6月号 特集=多様性の生物学

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現代思想1997年6月号 特集=多様性の生物学

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1997年6月

ISBN978-4-7917-1018-8

新連載――アンゼノロジー 第1回
  安全学の可能性 1 / 村上陽一郎

■歩行と思索
  量子力学のイデオロギー 10 選択と意味 / 佐藤文隆
  ネットワークを詐称するインターネット 人が網よりも木を尊重するかぎりは / 岩谷宏

特別掲載――ジェファソン 第1回
  国民国家のヴォイス・トレーニング / 下河辺美知子

特集=多様性の生物学  

【討議】
クローン技術をめぐって――単性生殖の夢? / 柴谷篤弘+森岡正博
多様性の生物学 / 金子邦彦+郡司ペギオ‐幸夫+高木由臣

【記号論的生物学】
記号論的創発 / ジャスパー・ホフマイヤー (訳=大和雅之)
物質現象としての生物信号 / ダニエル・R・ブルックス+デボラ・A・マクレナン (訳=野村収作)
サイバネティクス記号論 生物記号論におけるオートポイエーシス、コード二重性、そして記号ゲーム
 / ゼーレン・ブリア (訳=渡辺尊紀+大和雅之)
生物学における記号論 ネオダーウィニズムの内部 / スタンリー・N・ソウルス (訳=中島敏幸)
自然学としての生物記号論 / 川出由己

【時間・記号・内部観測】
適応能と内部観測 : 含意という時間 / 郡司ペギオ‐幸夫
現象としての時計と記号としての時間 / 松野孝一郎
記号・モデル・解釈 生物学におけるセマンティクスの現代的諸側面
 / ディータ・ゲルナート (訳=右田正夫)

【行為の中で生み出す】
アフォーダンス : 心理学のための新しい生態学 / エドワード・S・リード (訳=細田直哉)
行為の中で生み出すということ 身体としてある認知
 / フランシスコ・J・ヴァレラ+エヴァン・トンプソン+エレノア・ロッシュ (訳=宮崎清孝)
均衡から流れへ 動的ポイエーシスの基底(1) / 伊東乾

【発生・設計・インフォメーション】
生物情報の文脈依存性 / ベルント‐オラフ・キュッパース (訳=廣野喜幸)
科学者が自然を観察するとき
 バイオコミュニケーション理論におけるメタファーの考察 / クラウス・エムシュ (訳=森山徹)
「生命」 における設計 / 三宅美博
クラゲの夢、クビナガリュウの夢、エピジェネシスの夢
 DNAを越えた 「かたち」 と非生物学的認識論 / 倉谷滋
分かちがたい行為 観察と身体 / 細馬宏通

特別掲載
  二元論という原罪について 大森哲学への批判と共感 3 / 伊藤勝彦

■研究手帖
  クレオール、ユダヤ、アメリカ・・・・・・ / 星埜守之