ユリイカ1999年2月号 特集=終末論

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ユリイカ1999年2月号 特集=終末論

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1999年2月

ISBN978-4-7917-0041-7

■時の装飾法*11
  音楽家の時間(上) / 中沢けい

■耳目抄*177
  「短調排除の時代」 を読む / 竹西寛子

■ア○ス*11
  モチ / しりあがり寿

■詩
  さすらいの地球独楽 / 清水昶
  劣等生 / 井坂洋子
  小詩集 梢にて / 江代充
  わるいアンモナイト売り / 川口晴美

特集*終末論  

【終末を楽しむ】
陽気な黙示録 / 種村季弘+高山宏

【終わるもの/ことへのオード】
 / 高橋睦郎
七葉のために / 平鹿由希子
黙示、あるいは終わりなき終わりのために / 守中高明

【世界の「終末」】
繰り返し巻き返し / スーザン・スチュワート (訳=高山宏)
アメリカにおけるキリスト教右翼の文脈 / 越智道雄
反世紀末論 フランス一九〇〇年 / 山田登世子
中国における終末観 / 三石善吉

【ノストラダムス・フー?】
終末の正しい過ごし方 / 竹下節子
日本におけるノストラダムス受容史 / 田窪勇人

【日本の「終末」】
「世の終わり」 のフォークロア / 宮田登
また終わるために 演劇と終末幻想 / 岡室美奈子
廃墟の中の希望 / 安藤哲行
塔の眺め 浅草十二階というランドマーク / 細馬宏通
終末論という “電波” / 村崎百郎
この世の終わり for 女子高生 / 柳川圭子

【終末論を読む】
アポカリプス・ナウ / 風間賢二
二〇世紀の終わり方 近代日本 「終末小説」 事情 / 長山靖生
「終末の精神史」 のための著作案内 / 堀切直人

■ワールド・カルチュア・マップ
[フランス] 二〇〇〇年をどう迎えるか? / 陣野俊史
[フランス] 生き残るためにマイノリティはマジョリティを操作する
         トニー・ガトリフ監督インタヴュー / 東琢磨
[ドイツ] バンド・オン・ザ・ラン カーチャ・フォン・ガルニエル 『バンディッツ』 / 瀬川裕司
[イタリア] 雪が象徴するもの ジョルジョ・プレスブルゲル 『雪と罪』 / 堤康徳
[ラテンアメリカ] 愛の重さ コシアンシチ 『女たちの神殿』 / 安藤哲行
[ロシア] セルゲイの投壜通信 / 鈴木正美
[香港] 香港の中国演劇祭 / 飯塚容
[幻想通信――電脳幻影不思議箱] WHEN WILL THEY LEARN? / 大瀧啓裕

■映画の現在
  視覚効果の詩学 / イェジー・スコリモフスキ [聞き手=筒井武文]

■文学の現在
  伝統という厄介な問題 / カマ・カマンダ [聞き手=鈴木布美子]

■今月の作品
  三上その子 小笠原鳥類 雨森沈美 うざとなおこ 片根伊六 山下正幸 / 選=入沢康夫

■われ発見せり
  イツダツの語り方について / 鈴木直子