ユリイカ2016年7月号 特集=ニッポンの妖怪文化

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ユリイカ2016年7月号 特集=ニッポンの妖怪文化

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2016年6月27日

ISBN978-4-7917-0310-4

■私が出会った人々*7
故旧哀傷・磯輪英一 / 中村稔

■記憶の海辺――一つの同時代史*15
一日の王 あるいは山と川と海 / 池内紀

■詩
テレビで見る海底の世界 ホイットマン管見 / 小笠原鳥類

特集*ニッポンの妖怪文化
 

■対談
妖怪たちのいるところ――水木しげる以降の文化のゆくえ / 小松和彦 京極夏彦

■〈妖怪〉の読みかた
小泉八雲と井上円了の「妖怪不思議」   / 池田雅之
妖怪と公共 /  畑中章宏
伝承から表象へ    現代妖怪イメージの起源 / 香川雅信
妖怪の尊厳  / 加門七海
「インスマスの影」のごとく   『化物草子』と漢文文献 / 田中貴子
体系化される「妖怪」  / 木場貴俊

■創作
かえりみち / 大庭賢哉
穴のあいた顔 / 高原英理
野風 / 米澤穂信
歯痛と鬼 / 田辺青蛙
携帯電話たちはまだ / 藤野可織
あの妖怪図鑑を作った男 / 峰守ひろかず
  / 西岡兄妹

■闇にひそむものたち
妖怪見るべし、読むべし、戦うべし   / 藤田和日郎 聞き手=東雅夫
顔を奪うむじな 泉鏡花「古貉(ふるむじな)」の妖怪像 / 清水潤
現代妖怪文学史逍遙  / 東雅夫
歌舞伎の妖怪 呪術・演劇・遊び / 横山泰子
近世妖怪画の技法 「見えない世界」をいかに描くか / 近藤瑞木
春画・妖怪画・江戸の考証学 〈怪なるもの〉の視覚化をめぐって / 鈴木堅弘
美術に表われた妖怪 「大妖怪展」によせて / 安村敏信

■あなたの隣にあるふしぎ
妖怪ミーツライトノベル! 古典からエンターテインメントへ / 峰守ひろかず 聞き手=伊藤慎吾
ライトノベルの妖怪像   / 伊藤慎吾
オバQ=妖怪? ジバニャン=幽霊?  サブカルチャーにおける妖怪・オバケ・幽霊 / 今井秀和
妖怪は紙とインクでできている  マンガの中の妖怪文化 / 飯倉義之
 

■今月の作品
佐々木貴子・四塚麻衣・村崎友里恵・竹村転子・芦原根無 / 選=三角みづ紀

■われ発見せり
五月のミステリー   / 柴田聡子