古代文明に刻まれた宇宙

-天文考古学への招待-

ジューリオ・マリ 著,上田晴彦 訳

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古代文明に刻まれた宇宙

定価本体2800円+税

発売日2017年6月22日

ISBN978-4-7917-6986-5

モアイ像はなにをまなざしているのか? ピラミッドの通気孔はなにを意味しているのか? ストーンヘンジのすき間から夕陽が見えるのはなぜか?
従来の考古学では解明できなかった古代文明の謎が、天文学の最新技術から次々に明かされる。まったく新しい切り口で文明の謎に迫る「天文考古学」の冒険。

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【目次】

はじめに

第Ⅰ部 方法

第1章 肉眼での天文学
1.1天球座標
1.2太陽の見かけの運動
1.3星の見かけの運動
1.4星座
1.5天の川
1.6歳差
1.7月の見かけの運動
1.8惑星の見かけの運動
1.9暦
1.10地平線上の天体の観測

第2章 データの取得
2.1天文考古学における実地調査
2.2磁気コンパス
2.3クリノメーター
2.4セオドライト
2.5全地球測位システム
2.6バーチャル地球儀(バーチャル・グローブ)ソフト

第3章 データ解析
3.1古代の夜空の再現
3.2配向の再構築及び地平線公式
3.3図形ツール
3.4統計ツール

 

第II部 アイデア

第4章 文明のルーツにおける天文学と建造物
4.1ホモ・サピエンスからホモ・サピエンスへ
4.2狩猟・採集民から放牧・農耕民へ
4.3記念碑的な建造物の誕生
4.4天文学に支えられた記念碑的建造物の誕生

第5章 天文学・権力・権力に関する風景
5.1空と宇宙
5.2宇宙と死後の世界
5.3宇宙を極める
5.4宇宙の仕組み
5.5宇宙の風景

第6章 天文考古学の科学的基礎

6.1認知科学としての天文考古学
6.2精密科学としての天文考古学
6.3天文考古学と非文書的情報源
6.4天文考古学とリバース・エンジニアリング
6.5宇宙風景の考古学に向けて

 

第III部 場所

第7章 地中海の巨石文化
7.1ストーンヘンジとその風景
7.2ニューグレンジとボイン川の湾曲部
7.3眠れる巨人
7.4タウラと星

第8章 古代エジプト
8.1不滅の座
8.2クフ王の地平線
8.3ギザに書かれた風景
8.4神殿の中の太陽

第9章 コロンブス以前の文化
9.1ウシュマルにおけるマヤ文明:支配者の宮殿
9.2ピラミッド上の蛇:チチェン・イッツァ
9.3回帰線への旅立ち
9.4太陽の柱

第10章 古代世界
10.1神々の館
10.2ライオンの都市
10.3彗星と山羊座:星から来たアウグストゥスの権力
10.4パンテオンにおける天文学と帝国
 

演習問題
訳註
参考文献
訳者あとがき


***

【お詫びと訂正】
本書、目次に記載されているページ番号に誤りがありました。
「1 肉眼での天文学」のページ番号が「33」となっていますが、正しくは「17」です。
また、「あとがき」のページ番号が「313」となっていますが正しくは「339」となります。
読者の皆さまには大変ご迷惑をおかけしました。訂正してお詫び申し上げます。

***

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[著者] ジューリオ・マリ(Giulio Magli)

1964年生まれ。イタリアの宇宙物理学・天文考古学者。ミラノ大学で数学物理学の博士号を取得。2005年にミラノ工科大学数学物理学教授に就任。天文考古学の分野で多数の論文を発表しており『Mysteries andDiscoveries of Archaeoastronomy: From Giza to Easter
Island』、『Architecture、 Astronomy and Sacred Landscape in Ancient
Egypt』などの著作もある。

[訳者] 上田晴彦(うえだ・はるひこ)

1965年生まれ。宇宙物理学者。京都大学を卒業後、広島大学理論物理学研究所にて宇宙物理学の研究を始める。1995年より秋田大学に研究の場を移し、2010年に教育文化学部の教授に就任。著作に『インターネット望遠鏡で観測!――現代天文学入門』(共著)、『Maximaで学ぶ解析力学』(単著)がある。