ユリイカ2018年3月臨時増刊号 総特集=岡田麿里

-『true tears』から『とらドラ!』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』…そして『さよならの朝に約束の花をかざろう』-

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ユリイカ2018年3月臨時増刊号 総特集=岡田麿里

定価1,650円(本体1,500円)

発売日2018年2月26日

ISBN978-4-7917-0345-6

初監督作品『さよならの朝に約束の花をかざろう2月24日公開!
『とらドラ!』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『あの花の名前を僕達はまだ知らない』『心が叫びたがっているんだ。』など、青春をいかに打ち壊し、同時に謳うかを描いてきた脚本家・岡田麿里の魅力に迫る総特集!!

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【目次】

■ロングインタビュー
日々を織る物語 / 岡田麿里(聞き手・構成=上田麻由子)

■岡田麿里を汲み上げる
はなむけのはな いろいろのいろ 岡田麿里の二〇年 / 上田麻由子
岡田麿里 リアルと非リアルのきわきわ / 吉田広明

■監督・岡田麿里の道行き
岡田麿里の全開に挑む――監督と産婆術 / 堀川憲司(聞き手・構成=高瀬司)
アニメーション監督は誰でもできるのか / 藤津亮太
労働の中の学校的・家族的装置――「お仕事物」としての『花咲くいろは』を可能にしたものとその意味 / 松永伸太朗

■じべた・汐鹿生・ヒビオル
出会いの先にあるもの / 篠原俊哉(聞き手・構成=高瀬司)
『凪のあすから』の審問――『さよならの朝に約束の花をかざろう』の先駆として / 高瀬司
三角関係ものドラマへの新風――岡田麿里試論 / 小森健太朗

■ミキシングとマッシュアップ
さらけ出すこととすり合わせること――欲望と共感のアマルガム / 長井龍雪 聞き手・構成=上田麻由子
物語を魅せる“奏者"、繋ぐ“走者"――アニメ『とらドラ! 』と岡田麿里 / 山中智省
カタルシスの向こう側――『心が叫びたがってるんだ。』におけるミュージカル場面の寓意 / 石岡良治
岡田麿里と声優の音声の「自然さ」 / 稲岡大志

■時間を動かすための日常
超平和バスターズ(と)の闘い / 田中将賀(聞き手・構成=藤津亮太)
せいので飛び出せるのか――岡田麿里作品における共同体 / 玉井建也
変わらないことへの保守的な愛着としての青春 / 富永京子
止まった時間の乗り越え方――プライベートカレンダー試論 / 團康晃

■性と生
岡田作品を見て/読んで/思うこと / 辻真先
乙女ども荒野をゆく / 巣矢倫理子
岡田麿里先生のこと / 絵本奈央

■未完成のクロニクル
終わりなき『こどものじかん』――あるいは岡田麿里の調整的意志について / 新野安
キボウノチ魔都上海――岡田麿里作品としての『CANAAN』 / 暮沢剛巳
『ブラック★ロックシューター』から読み解く情動の哲学と人生の価値 / 草野原々
叫びと呻きの不協和音――『峰不二子という女』論 / 冨田涼介
傷と絆と罪と罰――大人でない子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのために / 佐藤俊樹
二次元の死に責任を持つこと――『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』論 / 岩川ありさ
 

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