アラスカ探検記

-最後のフロンティアを歩く-

マーク・アダムス 著,森夏樹 訳

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アラスカ探検記

定価2,860円(本体2,600円)

発売日2019年8月24日

ISBN978-4-7917-7207-0

畏怖と感動の大地を行く

「自然保護の父」と呼ばれるジョン・ミューア。100年前の偉人の足跡を感じながら、壮大な自然の残る氷河の世界をたどる旅がはじまる。先住民とのふれあい、カヤックでの冒険、知られざるアラスカの歴史――。大自然の真ん中でベストセラー作家はなにを見たのか。いまなお人々を魅了するアラスカに迫るノンフィクション。

 

[目次]

プロローグ グレーシャー・ベイ国立公園

1 メリアム氏を訪問 ワシントンDC

2 すべては北をめざす ニューヨーク市

3 第一級の男たち ハリマンの特別列車で西へ向かう

4 二人のジョニー シアトル

5 フェリーの話 ケニコット号に乗って

6 大いなる大地 北太平洋で

7 「野蛮人を文明化すること」 アネット島

8 秘められた歴史 アンカレッジ

9 降雨量が最大の地で生き抜く ケチカン

10 よく考えてみると メトラカトラ

11 悪魔も心配しかねない ランゲル

12 一九七九年夏 フォート・ランゲル

13 創造の朝方 スティキーン川

14 危険信号 トレッドウェル鉱山

15 石油 ジュノー

16 財政危機 アンカレッジ

17 チルカット族の土地 ヘインズ

18 クロンダイク・ゴールドラッシュ スキャグウェイ

19 ロシア領アメリカ ペリル海峡

20   絶対に必要なもの シトカ

21 氷山 グレーシャー・ベイ

22 ハリマンと狩りをする 遠吠えの渓谷

23 移転 グスタバス

24 心を奪われたミューア グレイシャー・ベイ

25 揺られたり、かきまわされたり フェアバンクス

26 行き止まり ヤクタット

27 生態学上の災害科 その予見 オルカ

28 生態学的の災害 その余波 コードバ

29 入江発見 ハリマン・フィヨルド

30 風変わりな町 ウィッティア

31 温暖化傾向 ハリマン氷河

32 完全武装して コディアック

33 クマに囲まれた生活 ユーヤク・ベイ

34 過去から吹く風 一万本の煙の谷

35 絶滅寸前 プリビロフ諸島

36 アリューシャン列島の地元民 タスツメナ号に乗って

37 忘れ去られた戦線 ダッチハーバー

38 新ゴールドラッシュ ノーム

39 グリーンマン ワシントンDC

40 ランズ・エンド シシュマレフ

エピローグ ニューヨーク市

 

原注

資料について

著者ノート

謝辞

参考文献

訳者あとがき

索引

 

[著者]マーク・アダムス Mark Adams
1967年生まれ。アメリカの作家、ジャーナリスト、編集者。イリノイ州オークパーク出身。『ナショナル・ジオグラフィック・アドヴェンチャー』の寄稿編集者。『GQ』『ESPN: The Magagine』『Men's Journal』『Rolling Stone』などのライター。雑誌『New York』の人気コラム「It happened Last Week」を担当。邦訳書に『マチュピチュ探検記』、『アトランティスヘの旅』(青土社)がある。現在、妻と子供たちとともにニューヨーク市の近郊に在住。

[訳者]森 夏樹(もりなつき)
翻訳家。訳書にCh・ウッドワード『廃墟論』、J・ターク『縄文人は太平洋を渡ったか』、M・アダムス『マチュピチュ探検記』、S・ミズン『渇きの考古学』、M・ブラウディング『古地図に憑かれた男』、R・カーソン『海賊船ハンター』、W・カールセン『マヤ探検記』(以上、青土社)、T・ジャット『記憶の山荘■私の戦後史』(みすず書房)、Ph・ジャカン『アメリカ・インディアン』(創元社)ほか多数。