ファシズムはどこからやってくるか

ジェイソン・スタンリー 著,棚橋志行 訳

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ファシズムはどこからやってくるか

定価2,200円(本体2,000円)

発売日2020年2月21日

ISBN978-4-7917-7251-3

「我々」と「やつら」の構図。
国家の捏造された神話、分断される人種や階層、はびこるプロパガンダ、反知性主義、被害者意識、地方と都市の対立…… ヒトラー時代のモラルパニックからドナルド・トランプのレトリックまで。大衆の情動はいかにして扇動されるのか。「我々」と「やつら」のあいだに線引きをする、その政治的手法の歴史と現在から、忍び寄るファシズムの正体が明かされる。

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[目次]

はじめに――ファシズム一〇の柱 

1 神話的過去 
2 プロパガンダ 
3 反知性主義 
4 非現実性 
5 ヒエラルキー 
6 被害者意識 
7 法と秩序 
8 性的不安
9 ソドムとゴモラ
10 働けば自由になる

エピローグ 

謝辞 
訳者あとがき 

人名索引

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[著者]ジェイソン・スタンリー(Jason Stanley)
1969年、米ニューヨーク州シラキュース生まれ。イェール大学哲学教授。専門は言語哲学と認識論。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストへの寄稿者としても知られる。著書にHow Propaganda Works(未邦訳)などがある。

[訳者]棚橋志行(Shiko Tanahashi)
1960年三重県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。出版社勤務を経て英米語翻訳家に。バラク・オバマ『合衆国再生 大いなる希望を抱いて』、キース・リチャーズ『ライフ キース・リチャーズ自伝』、マイク・タイソン『真相 マイク・タイソン自伝』、ジェフ・パッサン『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』、マシュー・ポリー『ブルース・リー伝』他、訳書多数。