デザインの自然学 新々・新装版

-自然・芸術・建築におけるプロポーション-

ジョージ・ドーチ 著,多木浩二 訳

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
デザインの自然学 新々・新装版

定価4,070円(本体3,700円)

発売日2020年4月22日

ISBN978-4-7917-7274-2

デザインから見た宇宙の仕組み
生命あるものが、何故にかくまでも美しく存在するのか……。その疑問を、恐竜・クジラから犬まで、多彩な花々と草木、チョウや昆虫、そして魚や貝殻など、多種多様の形態を見較べ、独自の手法によって探究する。あらゆる「かたち」は、最も美しいプロポーション〈黄金分割〉比率へと収斂することを解明し、自然界のダイナミズムと調和の意味するものを、全くユニークで大胆な思想へと構築する。――デザインが森羅万象を統合する。

line2.gif

[目次]

序文

第1章 植物におけるディナージー

第2章 工芸におけるディナージー

第3章 生活術におけるディナージー

第4章 共有の無時間的パターン

第5章 共有の解剖学 

第6章 自然の秩序と自由

第7章 クラスと俳句

付録:人体比例の比較表

line2.gif

[著者]ジョージ・ドーチ

ハンガリー、スウェーデン、イランなど長年、建築実務に携わる。現在はアメリカのシアトルに在住。デザイン・コンサルタントを務めるかたわら、シアトルの太平洋センターで、自然と芸術のかたちの展示発表のイニシアティヴを取っている。北西岸ユング心理学友の会創設者。

[訳者]多木浩二(たき・こうじ)

東京大学文学部美学科卒業。元千葉大学教授。専攻は、芸術学・哲学。建築・現代美術・舞台芸術などの活動を行ないつつ、一八世紀末から現代の政治、社会、芸術などの相関を通じて歴史哲学への問いに関心を集中。主なる著書:『眼の隠喩』『生きられた家』『進歩とカタストロフィ』『建築家・篠原一男』(以上、青土社)、『天皇の肖像』『戦争論』(以上、岩波書店)、『船がゆく―キャプテン・クック』(新書館)ほか多数。