加藤楸邨全句集

加藤楸邨 著

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加藤楸邨全句集

定価本体予価20000円+税

発売日2020年6月25日

ISBN978-4-7917-7271-1

編集委員=大岡信・中村稔・長谷川櫂・加藤穂高
全ての句集を刊行順に掲載したうえで、各句集ごとに収録句の類似句の変遷をたどる「注釈」と、句集に収録されなかった句を掲載した「拾遺」を付す。未収録句約3800句を含め、約13500句を収録した決定版全句集。付録として詳細な年譜、校歌、連句などを収録。(刊行の辞:中村稔 解説:長谷川櫂)

矢島渚男氏 推薦
楸邨は死の際まで俳句と苦闘し続けた作家である。その句業は寒雷俳句会編の『加藤楸邨全句集』があるが、この新全集は各句集ごとに膨大な拾遺句を収め、名実ともに全句集となる。混沌たる心の奥底から生れ出る楸邨俳句の本質は一つの発想、あるいは生涯のテーマを執拗に繰り返しつつ次第に深まってゆくところにあった。その鉱脈を辿ることで原点や発展を知ることに役立つに違いない。未知の鉱脈にはどんな珠玉が眠っているかもしれない。それを探すのも楽しみである。

三浦雅士氏 推薦
現代において加藤楸邨ほど自己像を俳句/文学に溶け込ませた文学者はいない。そういう意味では楸邨こそ自己像を核とする近現代文学をもっともよく体現していたのである。芭蕉とは決定的に違っていたのだ。元禄と昭和。芭蕉と楸邨。いまや芭蕉の時代と対比して楸邨の時代を徹底的に語らなければならないときに来ている。俳句の未来、文学の未来を測るために。