ユリイカ2023年4月臨時増刊号 総特集=マヒトゥ・ザ・ピーポー

-GEZAN、あるいはカオスの蠢動-

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ユリイカ2023年4月臨時増刊号 総特集=マヒトゥ・ザ・ピーポー

定価1,980円(本体1,800円)

発売日2023年3月27日

ISBN978-4-7917-0430-9

〈あのち〉から問う
日本のアンダーグラウンドシーンを代表するバンド、GEZAN。そのフロントマンであるマヒトゥ・ザ・ピーポーの複数の輪郭――音とことば――を多彩な声たちで描き出していく総特集。

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[目次]
 

総特集*マヒトゥ・ザ・ピーポー──GEZAN、あるいはカオスの蠢動


❖口絵
点滅する陽光 / 撮影=池野詩織

❖イラスト
くたばれ、ドレミ山 / 絵=荒井良二 文=マヒトゥ・ザ・ピーポー

❖ロングインタビュー
ろんぐろーんぐあごう / マヒトゥ・ザ・ピーポー 聞き手=Okuda Aki

❖特別掲載
赤色考 / 谷川俊太郎

❖詩
往復書簡 / マヒトゥ・ザ・ピーポー×友部正人

❖対談〈1〉
この雨と葛藤のなかで / マヒトゥ・ザ・ピーポー✕折坂悠太 司会・構成=高岡洋詞

❖赤色の周りに
懐かしい茜 / 七尾旅人
まーらいおんは、いつの日も / 下津光史(踊ってばかりの国)
「ピーポー」、マヒトゥ・ザ・ピーポーって何だ? / イ・ラン 訳=加藤知恵
見世物小屋 / UA
出逢い / NENE(ゆるふわギャング)
悪魔とマヒトゥ / 寺尾紗穂

❖さざめく踊り
ひとにちかいおと――GEZANがヘヴィである理由 / 清家咲乃
配信ユートピア――GEZANと映画‐化するパフォーム / アイスカハラ
堕天使のモラル / 佐々木ののか
青空の三月の革命家たち――Boys Don’t Cry / 吉田アミ
あなた(あるいは、あなた) / 永井玲衣
飛行石を落とさないように / 伏見 瞬

❖iとaiの間で
赤を纏って狂う / 森山未來
マヒトのつくり出す言葉と音と絵と人間 / 行定 勲
マヒトゥさんと / 今泉力哉
赤いおじいさん歩いてきた / 佐内正史

❖対談〈2〉
一〇〇年後の今を生きる / マヒトゥ・ザ・ピーポー✕森田真生 司会=中村明珍

❖ことばのこと
マヒトくんとオレ / 吉本ばなな
マヒトウ・ザ・ピーポー氏の事 / 町田 康

❖拡散と動員
東京論――もうがまんできない私たちのために / 陣野俊史
テン年代的「革命」を再考する / 韻踏み夫
「レベルミュージック以外の音楽をプレイリストから消去せよ」 / 竹田ダニエル
戦争に抵抗する音の公共圏――GEZANと「NO war 0305」 / 五野井郁夫
本当のことば――マヒトゥ・ザ・ピーポーへの断想 / 奥田知志

❖その一瞬は奇跡
書ける範囲で書きたいマヒトくんを思うオレのこと / 新井英樹
赤い奴 / 上野伸平
混迷の時代景色 / 永山愛樹(TURTLE ISLAND)
赤色を食べる人 / 野村友里
Call me if you want to fly / 坂口恭平

❖「トライブ」をめぐって
共と通と点の思想――萃点としてのマヒトゥ・ザ・ピーポー / 松村正人
ディストピアの向こう側で鳴り響く「新しいトライブ」のリズム / 大石 始
赤肉団上の共異体――マヒトゥ・ザ・ピーポーとGEZANの音楽をめぐって / 石倉敏明
「病み」はマヒトゥに追いつけない / 山川冬樹

❖資料
マヒトゥ・ザ・ピーポー/GEZANディスコグラフィ / 和田信一郎(s.h.i.)

表紙・目次・扉=川名 潤
表紙写真=池野詩織