アストル・ピアソラ 闘うタンゴ 完全版 上巻

斎藤充正 著

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アストル・ピアソラ 闘うタンゴ 完全版 上巻

定価6,820円(本体6,200円)

発売日2025年2月27日

ISBN978-4-7917-7697-9

ピアソラを知る。ピアソラを極める。

タンゴに新しい生命を吹きこみ、20世紀を代表する音楽家として、世界を魅了しつづけるアストル・ピアソラ。この類稀な個性は、いかにして生みだされたのか? その生涯と作品、めまぐるしい活動と多彩な交流のすべてを綿密にあとづけ、闘いの轍を証し立てる完全版。

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[目次]

1 ニューヨークの少年

移民の国アルゼンチン / ひとりっ子アストル / 親子3人でニューヨークへ / グリニッチ・ヴィレッジの悪ガキ / 父ビセンテから送られたバンドネオン / 運命の楽器 / バンドネオンとタンゴ / バンドネオンは嫌い? / リトル・イタリー1930 / バッハを弾く男 / カルロス・ガルデルとの邂逅 / さよならニューヨーク

2 タンゴ黄金時代の中で

退屈なマル・デル・プラタ / エルビーノ・バルダロ / タンゴの基本は六重奏 / タンゴの時代 / 再びエルビーノ・バルダロ / タンゴに可能性を見た! / ブエノスアイレス / アニバル・トロイロとオルランド・ゴニ / タンゴ黄金時代の到来 / 再びアニバル・トロイロ / 闘いの始まり / ヒナステラに学ぶ/ 初めての大仕事

3 アイデンティティのありか

再びオルランド・ゴニ / フィオレンティーノ伴奏楽団 / アストル・ピアソラ楽団始動 / タンゴ黄金時代の立役者たち / オルケスタ・ティピカ / 46年のオルケスタ / クラシック音楽の作曲への野心 / タンゴの作曲家としてついに開眼 / 自身の楽団名義での実験 / マリア・デ・ラ・フエンテ / スプレンディド放送局での仕事 / 映画音楽の仕事 / ブーランジェの慧眼 / パリでの録音 / バンドネオンは立って弾け / さよならパリ

4 タンゴ革命1955

ブエノスアイレス八重奏団 / タンゴ・プログレシーボ / タンゴ・モデルノ / 弦楽オーケストラ / ロ・ケ・ベンドラ / 2つの異なる実験性 / 映画音楽と舞台音楽 / ピアソラの及ぼした影響 / ガルバンとアルトーラ、2人の先人 / ニューヨークでの不遇 / ルーレット/ティコでの仕事(1) / ルーレット/ティコでの仕事(2) / ジャズ゠タンゴ / アディオス・ノニーノ / イヴニング・イン・ブエノスアイレス / 失意の果てに

5 五重奏団という名の理想

ウェルカム、ミスター・ピアソラ / 小編成への道 / ピアソラ五重奏団始動 / 克明な記録 / ピアソラか否か? / そして基盤は固められた / アントニオ・アグリ / 録音は続いていく / スタジオ・ライヴィの迫力 / 新八重奏団 / 回顧 / タンゴ界の大物たちへの追悼 / ホルヘ・ルイス・ボルヘス / ニューヨークのアストル・ピアソラ / ブエノスアイレスの夏

6 ブエノスアイレスの栄光と孤独

スランプという魔物 / タンゴの歴史 / ロマンティック時代 / アルフレド・ゴビの肖像 / エグレ・マルティン / オラシオ・フェレールと『ブエノスアイレスのマリア』 / ダンテ・アミカレリ / 再びアディオス・ノニーノ / 現代音楽作品にバンドネオンで参加 / ロコへのバラード / ブエノスアイレスの四季 / その名はアストル・ピアソラ / 日本人との初共演 / バンドネオン・ソロ / 白い自転車 / くつろいだピアソラ、デカルト通りにて / コンフント9 / マンシからタランティーノへ / バルダリート、コロン劇場でのコンサート / 螺鈿協奏曲とコンフント9の終焉 / 波乱の1973年 / 心臓発作

7 世界を舞台に

ヨーロッパ移住 / リベルタンゴ / ジェリー・マリガン / スタジオとライヴの乖離 / さまざまな歌手たちとの交流 / 若きバンドネオンの獅子たち / コリセオ劇場での凱旋公演 / 『若き民衆』の完成 / バルタールとの最後のステージ / リュミエール、そしてトロイロ組曲 / 『サンチャゴに雨が降る』とホセ・アンヘル・トレージェス / コンフント・エレクトロニコ / ラウラ・エスカラーダ / 再びジョルジュ・ムスタキ / グラン・レックス劇場と〈500の動機〉 / オランピア劇場公演とその前後 / ミラノでのエレクトリック時代の終焉

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[著者]斎藤 充正(さいとう・みつまさ)
1958年鎌倉生まれ。神奈川県大学外国語学部中退。1985年、雑誌『ラティーナ』に執筆活動開始、以後CDの企画監修などにも携わる。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。著書に『フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズのすべて』(スペースシャワーブックス)、編書に『200DISCS ピアソラ/ タンゴの名盤を聴く』(共編、立風書房)、訳書に『ピアソラ 自身を語る』(河出書房新社)がある。

 

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電子書籍版の『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ 完全版』下巻の「アストル・ピアソラ・フィルモグラフィー
1935-1992」「ピアソラ・カタログ」「アストル・ピアソラ・ディスコグラフィー」の作品名横に記載されている(上)(下)につづく数字は、該当作品が登場する紙の書籍の頁数になっております。たいへん申し訳ありませんが、電子書籍版の場合は対応できておりません。誠に心苦しいのですが、なにとぞ、ご理解をいただけましたら幸いです。

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本書におきまして、誤りがございました。以下、著者noteにて正誤表を記載しております。

関係者のみなさま、読者のみなさまには、ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

https://note.com/mitsu_sa/n/nbb0541614d74