考古学の大発見をめぐる八つの冒険

マイケル・スコット 著,府川由美恵 訳

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考古学の大発見をめぐる八つの冒険

定価3,520円(本体3,200円)

発売日2025年6月26日

ISBN978-4-7917-7713-6

地図にない道を行け!

雲間に浮かぶ古代都市、世界最古の沈没船、砂漠のなかの巨大石窟、氷にとざされた王女のミイラ——

その遺物は、いかにして現代に姿を現し、「大発見」として認められるようになったのか? 政治的な思惑に翻弄され、技術的な限界に直面しつつも、あくなき探究心で時代を切り拓いてきた考古学者たちの知られざる物語。

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[目次]

はじめに 過去なんて誰が気にする?

第一章 石に話させる

第二章 砂、紙、そして絹の道

第三章 失われた都市(失われず、都市でもなかった都市)

第四章 われわれの起源

第五章 井戸を掘ったら出てきたもの

第六章 耳のついた金属製ビスケット

第七章 氷から帰ってきた貴婦人

第八章 時を経て見つけたもの

エピローグ われわれの過去の未来

謝辞/訳者あとがき/注/索引

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[著者]マイケル・スコット(Michael Scott)

1981年生まれ。ウォーリック大学西洋古典古代史教授。専門は、古代ギリシャ・ローマ史、古代のグローバル・ヒストリー。著書にAncient Worlds: An Epic History of East and West (Hutchinson, 2016), Delphi: A History of the Center of the Ancient World(Princeton University Press, 2014), Space and Society in the Greek and Roman worlds (Cambridge University Press, 2012). Delphi and Olympia: the Spatial Politics of Panhellenism in the Archaic and Classical Periods (Cambridge University Press, 2010).

[著者]府川由美恵(ふかわ・ゆみえ)

明星大学通信教育部教育心理コース卒業。主な訳書に、ボグラー&マッケナ『面白い物語の法則——強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』、サルバトーレ『アイスウィンド・サーガ』シリーズ(以上、KADOKAWA)、クロン『脳が読みたくなるストーリーの書き方』、ボグラー『作家の旅 ライターズ・ジャーニー——神話の法則で読み解く物語の構造』、ヨーク『物語の「森」を抜けて——なぜストーリーには構造が存在するのか』(以上、フィルムアート社)、ハーパー『探偵コナン・ドイル』(早川書房)、ハート『ウェイワードの魔女たち』(集英社)など。