定価2,640円(本体2,400円)
発売日2025年6月26日
ISBN978-4-7917-7720-4
音楽・禅・テクノロジー
現代音楽の鬼才ジョン・ケージが、禅や易経との出合いから、音楽を超えて、世界認識そのものの変革にいたるまでを真率に語る、ジョン・ケージのすべて。
[目次]
本書の内容
若い時代の作品/沈黙の役目/偶然の使用/ハプニングの正しい使い方について/反政治/騒音の問題/実験音楽とアナーキー/生成しつつある世界/マクルーハン:存在するものへの開かれた態度/易経について:道教と近代科学/作曲における自我の排除/サーカスの状況/ジャズとフリージャズ/ロック賞讃/音楽における他者の存在/菌類学/麻薬と同胞愛/日本と日本の音楽/易経と分子生物学/性の問題/音楽と世界化/クセナキス/シュトックハウゼン/サティ/ブーレーズ/カニンガム/ソロー/ジョイス/クーマスワラミ/フラー/シェーンベルク/他
[著者]ジョン・ケージ(John Cage)
米国の実験音楽家。独自の音楽論や表現によって音楽の定義をひろげた。「沈黙」を含めたさまざまな素材を作品や演奏に用いており、代表的な作品に《4分33秒》がある。1992年没。
[訳者]青山マミ(あおやま・まみ)
1950年、東京に生まれる。武蔵野美術大学建築学科中退。1972年渡仏、アリアンス・フランセーズ、パリ大ソルボンヌ校、ソルボンヌ・ヌーヴェル校で学ぶかたわら、即興演奏、パフォーマンスの催しを企画。ナゲスワラ・ラオ氏にインド音楽を師事。