詐欺とペテンの大百科

カール・シファキス 著,鶴田文 訳

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詐欺とペテンの大百科

定価5,126円(本体4,660円)

発売日1996年3月

ISBN4-7917-5440-9

『詐欺とペテンの大百科』は、人がなぜだまし、だまされ続けるかという永遠のテーマに迫る古典である。

   本書は、社会学や犯罪心理学などの参考図書として使われている信頼ある書であり、事例の中には、まだ一般に知られていない恐るべき手口も数多く収められている。ビジネスに関連するものが多いが、それ以外にも歴史のウソ、芸術品の贋作、化石の捏造など、さまざまなトピックを扱っている。

   ここで紹介されている事例は、すべて過去に実際に起こったものであり、今日行われている手口のもととなっているものばかりである。中には、そのまま使われ、今なお通用している手口もあるから驚きである。その一例は下のとおり。

  • 自分の精子だけを使い、医者が精子バンクを経営する。
  • 自分が万引きしたように見せかけ、デパートから謝罪と示談金を引き出す。
  • 200人のリストの中から100人に「株が上がる」、残り100人に「株が下がる」と電話をかけ、次に当