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わたしのリハビリ闘争
最弱者の生存権は守られたか
多田 富雄 著
200711刊/四六判/172頁
定価1260 円(本体1200 円)
ISBN978-4-7917-6362-7
世界的な免疫学者である著者は、脳梗塞を患って以来、リハビリによって障害と闘いながら、かろうじて執筆活動を続けてきた。ところが二〇〇六年四月、厚労省の保険診療報酬改定によってリハビリ打ち切りという思わぬ事態が生じた。現場の実体を無視した医療費削減政策の暴走、弱者切り捨ての失政に怒った著者は、新聞への投書を皮切りに立ち上がった――。本書は一年余にわたる執筆・発言をまとめた闘争の記録であり、病床と車椅子の上から発せられた “命の叫び” である。
【目次】
はじめに 総括、弱者の人権
1 診療報酬改定 リハビリ中止は死の宣告
2 小泉医療改革の実態 リハビリ患者見殺しは酷い
3 四四万人の署名を厚労省に提出したときの声明文(六月三〇日)
4 リハビリ医療 国は四四万人の叫びを聴け
5 鶴見和子さんとリハビリ
6 患者から見たリハビリテーション医学の理念
7 メッセージ(一〇月二六日、リハビリ日数制限の実害告発と緊急改善を求める集会)
8 コスト削減のためのリハビリ打ち切りは 「弱者は死ね」 と言うに等しい
9 リハビリ制限は、平和な社会の否定である
10 リハビリ制度・事実誤認に基づいた厚労省の反論
11 リハビリ打ち切り問題と医の倫理
12 ここまでやるのか厚労省 リハビリ患者を欺く制度改悪の狙いは何か
[著者] 多田富雄(ただ・とみお)
1934年生まれ。千葉大学医学部卒業。千葉大学教授、東京大学教授を歴任。免疫学の世界的権威。1971年に国際免疫学会で報告した 「サプレッサーT細胞」 の発見はノーベル賞級の業績と注目を浴びた。野口英世記念医学賞、朝日賞ほか受賞多数。文化功労者。能にも造詣が深く、脳死や朝鮮人強制連行の問題をテーマとした新作能の作者としても知られる。2001年以降は、障害を抱えながら執筆活動を続けてきた。昨年、リハビリ診療報酬改定撤回を求める運動に立ち上がり、厚生労働省および政府への批判と提言を精力的に執筆・発表。本書はそれらの文章をまとめたものである。
主な著書、『免疫の意味論』 『生命へのまなざし』(以上、青土社)、『生命の意味論』 『脳の中の能舞台』(以上、新潮社)、『寡黙なる巨人』(集英社)、『能の見える風景』(藤原書店)、『独酌余滴』(朝日文庫)ほか多数。
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更新日時:Thu, 27 Nov 2008 18:16:24 JST (386d)
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