定価2,640円(本体2,400円)
発売日2025年3月24日
ISBN978-4-7917-7706-8
日本列島津々浦々に「富士」がある!?
みんな富士が好きだ。だから、驚くほどに「〇〇富士」の別称を持つ山は多い。ではそもそも富士山とはいかなる山なのか、そして日本各地の「〇〇富士」にはどんな特徴があるのか。著者が地球物理学や火山学の知見などもふまえながら、メジャーなものからマイナーなものまでひたすら「富士」だけをめぐる異色の山案内。

まえがき
第1章 日本の象徴
1 心に宿る富士山
2 日本中に広がった富士山
3 浅間神社と浅間山
4 ゴッホも知っていた富士山
5 チェリー・ガラードの紹介
第2章 活火山・富士山
1 富士山の形成
2 富士山の火山活動
3 周辺の景観
4 古代人の富士山
5 富士山と浅間神社
6 富士講と富士塚
7 世界遺産の富士山と入山料
第3章 郷土の富士山
1 利尻山(利尻富士)
2 羊蹄山(蝦夷富士)
3 岩手山(南部富士、岩手富士、南部片富士)
4 岩木山(津軽富士)
5 鳥海山(出羽富士、秋田富士)
6 磐梯山(会津富士)
7 八丈島・西山(八丈富山)
8 大山(伯耆富士、出雲富士)
9 三瓶山(石見富士)
10 開聞岳(薩摩富士)
第4章 北海道の「おらが富士」
1 火山帯の中にある富士
2 形が似ているので「富士山」と呼ぶ
第5章 東北の「おらが富士」
1 活火山の吾妻小富士
2 北部の富士
3 太平洋岸に並ぶ富士山
第6章 関東の「おらが富士」
1 谷川岳が富士
2 「富士山」もある栃木県の富士
3 「富士山」は茨城県にも多い
4 首都圏の富士山
5 「平塚富士」は「ペテン山」
第7章 中部・北陸の「おらが富士」
1 山国信州、おひざ元の甲州、越後の「おらが富士」
2 静岡県の「おらが富士」
3 尾張・美濃にも「おらが富士」
4 北陸に並ぶ「おらが富士」
第8章 火山のない近畿にも「おらが富士」
1 琵琶湖周辺の富士山
2 京・大阪の「おらが富士」
3 兵庫県の「おらが富士」
4 三重県の「おらが富士」
5 大和の「おらが富士」
6 和歌山県の「おらが富士」
第9章 中国・四国の「おらが富士」
1 「おらが富士」が二七座もある岡山県
2 広島の海に浮かぶ富士山と陸の富士
3 瀬戸内に並ぶ山口の富士
4 まだある鳥取・島根の富士山
5 富士山が並ぶ讃岐平野
6 それぞれの富士・徳島・愛媛・高知
第10章 九州・沖縄の「おらが富士」
1 活火山の「おらが富士」
2 九州の北から西に並ぶ「おらが富士」
3 肥後の国の「おらが富士」
4 国東半島の「おらが富士」
5 薩摩の「おらが富士」
6 沖縄の「おらが富士」
第11章 外国の富士山
1 世界の富士概観
2 富士山らしい富士
3 私の富士山
おわりに――最後に一言
あとがき

[著者] 神沼克伊(かみぬま・かつただ)
1937年神奈川県生まれ。固体地球物理学が専門。国立極地研究所並びに総合研究大学院大学名誉教授。東京大学大学院理学研究科修了(理学博士)後に東京大学地震研究所に入所し、自信や火山噴火予知の研究に携わる。1966年の第八次南極観測隊に参加。1974年より国立極地研究所に移り、南極研究に携わる。2度の越冬を含め南極へは15回赴く。南極には「カミヌマ」の名前ついた地名が2箇所ある。著書に『南極情報101』(岩波ジュニア新書、1983)、『南極の現場から』(新潮選書、1985)、『地球のなかをのぞく』(講談社現代新書、1988)、『極域科学への招待』(新潮選書、1996)、『地震学者の個人的な地震対策』(三五館、1999)、『地震の教室』(古今書院、2003)、『地球環境を映す鏡 南極の科学』(講談社ブルーバックス、2009)、『みんなが知りたい南極・北極の疑問50』(ソフトバンククリエイティブ、2010)、『白い大陸への挑戦 日本南極観測隊の60年』(現代書館、2015)、『南極の火山エレバスに魅せられて』(現代書館、2019)、『あしたの地震学』(青土社、2020)、『あしたの南極学』(青土社、2020)、『あしたの火山学』(青土社、2021)、『あしたの防災学』(青土社、2022)、『地球科学者と巡る世界のジオパーク』(丸善出版、2023)、『地震学の歴史からみる地震防災』(丸善出版、2024)、『南海トラフ地震はいつ来るのか』(ロギカ書房、2025)など多数。

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97頁11行目。
誤「岩手県気仙沼市」→正「宮城県気仙沼市」
お詫びして訂正いたします。たいへん失礼いたしました。
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