現代思想2026年2月号 特集=医療の未来

-再生医療・生殖技術・終末期ケア…-

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現代思想2026年2月号 特集=医療の未来

定価1,980円(本体1,800円)

発売日2026年1月27日

ISBN978-4-7917-1492-6

科学・倫理・制度…医の道はどこに続くのか
基礎研究の進展や技術革新により、日夜そのあり方が更新され続ける医療――しかしこのことは私たちに絶えず新たな倫理的問いを突きつけ、また社会保障制度をはじめ社会的な課題もなお山積している。本特集では「医」をめぐる最新の知見と議論をさまざまなトピックを横断しつつ検討することで、ありうべき未来を広く考えていく。

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[目次]

 

特集*医療の未来――再生医療・生殖技術・終末期ケア…

 

【討議】
生命のはじまりから考える科学・倫理・社会 / 阿久津英憲+美馬達哉

【前線の眺望】
再生医療の現在地――専門知の隘路からの手紙 / 八代嘉美
移植医療をめぐる技術と倫理の現在――揺らされる三つの境界 / 粥川準二
制御性T細胞発見の意義――坂口志文博士のノーベル賞受賞によせて / 橋本求
現代社会における精神疾患研究の現状 / 林(高木)朗子

【制度の正義】
改訂『ヘルシンキ宣言』が拓く患者・市民参画の未来像 / 栗原千絵子
医科学における「性差とジェンダーへの関心」の制度化 / 渡部麻衣子
不安を増幅させる医療と社会にどう対抗するか――生殖補助医療と出生前検査が拡がる時代にむけて / 柘植あづみ
薬を使い続けることと、止めることについて――アトピー性皮膚炎をめぐる薬剤化/脱‐薬剤化の視点から / 牛山美穂

【臨床と葛藤】
死に向かう時間を引き受けるということ――終末期鎮静と医療の倫理 / 新城拓也
終末期医療の倫理――生命の短縮が作為的であるかどうかは重要なことか / 有馬斉
医療における意思決定――そのモデルの変遷と「出来事中心の医療」にむけて / 尾藤誠司
高齢者の語りを支える地域医療へ――ACPをめぐる他者性の視点から / 高山義浩

【基盤と展望】
マイナ保険証は何を間違えたのか / 佐藤一郎
「能力に応じた自己負担」という政策哲学とその限界 / 安藤道人
現代医療の労働問題――仕事と賃金のバランス、労使関係 / 西村健

 

【連載●社会は生きている●第四二回】
社会の制御 5――間違いと病理 / 山下祐介

【連載●京都〈移民〉紀行●第一一回】
千本、掘り起こされる「共存」の過去と現在 / 森千香子

【連載●家族と憲法●第八回】
明治民法の妥協――祖先教VS資本主義 / 木村草太

【連載●対話篇 スコラ哲学と圏論の邂逅●第二回】
ライプニッツと圏論(1)――『モナドロジー』とスライス圏 / 山内志朗+西郷甲矢人+鈴木大地

【研究手帖】
観察される観察者 / 清家多慧