ユリイカ2026年3月号 特集=眠い

-なぜこんなにも眠いのか-

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ユリイカ2026年3月号 特集=眠い

定価1,980円(本体予価1,800円)

発売日2026年2月26日

ISBN978-4-7917-0474-3

来たるあたたかな春に向けての「眠い」特集
眠気はふとした時に意識の向こう側からやってくる。自律的な行動や思考を困難にするとされ遠ざけられてしまう「眠い」状態に没頭することで、あるべき覚醒のモデルを攪乱する、新たな生のすがたを描き出すことが可能になるのかもしれない。そうでなくともまず、眠りに落ちるまでのまどろみ、抗いがたい倦怠、意識が溶けゆく心地よさを思う存分甘受したい。

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特集*眠い――なぜこんなにも眠いのか


❖対談
寝入りばなの日常 / おんちみどり×ネルノダイスキ

❖マンガ①
ノーカウント / うつつ寝

❖愛すべきまどろみ
眠い、眠りたくない / 齋藤美衣
忘却の川の底でおやすみ / 安達茉莉子
永久不滅の二度寝 / ワクサカソウヘイ

❖わたしたちは眠りたい
眠気はどこからやってくるか / 金谷啓之
眠りと眠気――睡眠正義、脆弱さ、世界‐退却的‐気分 / 難波優輝

❖マンガ②
眠い / 横谷加奈子

❖眠気の現在
眠気の社会性 / 久野愛
スリープテックとライフハックのゆくえ――眠気はどこにゆくのか / 近森高明
なぜ、ビデオゲームのキャラクターは眠るのか / 山形一生

❖短歌
点滅 / 山階基

❖アンケート
わたしと眠気 / 浅井音楽・朝吹真理子・金子由里奈・川辺素・スズキナオ

❖墜落する意識
睡魔は眠らない / 酉島伝法
まどろみ二態 / 春日武彦

❖どこまでコントロールできるか
身近な薬物と眠気 / 松本俊彦
ダウナー加速主義――眠剤・近代・臨界 / 木澤佐登志

❖眠気の向こう側で
終身と就寝 / 海猫沢めろん
異星からの帰還 / 岩倉文也

❖詩
シッポ / 向坂くじら

❖倦怠感の手ざわり
消えていった面影も みんな夢の中 / 雑賀恵子
すいません、うちの睡魔がすいません――意識と落下をめぐる夜話 / 逆卷しとね
偽の感覚 / 髙山花子

❖眠気とたたかう
必死に眠気と闘いながら書いたエッセイ / 絶対に終電を逃さない女
寝たり起きたり――眠気と読むこと / 荻原魚雷
「特集*眠い」は始まらない / 呉樹直己

❖うたたねの記述法
居眠りという文化について / 豊田由貴夫
うつらうつらと成長したこと――古井由吉「杳子」をめぐって / 住本麻子
「死にたい」から「眠たい」へ――労働者と眠気 / 柿内正午

❖資料
眠気を知るためのブックガイド / 鍛冶恵

 

❖忘れられぬ人々*53
故旧哀傷・伊庭保(一) / 中村稔

❖物語を食べる*45
外国人はわれらの内に棲まう / 赤坂憲雄

❖詩
三・一一 他一篇 / 中村稔
クオピラ / 十田撓子

❖今月の作品
水庭まみ・徳永有美・関本昭太郎・禾アキラ・白神つや・光枝ういろ / 選=高橋順子

❖われ発見せり
茂みに潜む / 中山義達

表紙・目次・扉デザイン……北岡誠吾
表紙・特集扉イラスト……齊藤拓未