現代思想2026年4月号 特集=教育は誰のためか

-特別支援教育・いじめ問題・子どものメンタルヘルス…-

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現代思想2026年4月号 特集=教育は誰のためか

定価1,980円(本体1,800円)

発売日2026年3月27日

ISBN978-4-7917-1495-7

“教育”をとりまく包摂と排除を問う
貧困・障害・エスニシティ…教育を受けようとするとき、そこにはさまざまな要因によって意図的な線引きが存在していることに気づかされる。教育はいったい誰のためのものなのか。本特集では、教育を学校制度のみならず、子どもの成長を支えるケアや家族政策、労働問題とも連関しながら、現場の知とともに応答する。

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[目次]

 

特集*教育は誰のためか――特別支援教育・いじめ問題・子どものメンタルヘルス…

 

【討議】
ただ生きるための教育へ / 阿部彩+児玉真美

【制度への問い】
教育基本法「改定」と国家主義 / 大内裕和
内申書の現代的課題を捉える三つの視点 / 中村高康
教員養成において「養成観の転換」は可能か――教職課程見直しにおける共通教職科目削減と実践志向 / 太田拓紀
子どもの「見守られる権利」を設計する――監視カメラ・SNSモニタリング・オンブズAI / 山本宏樹

【多様な空間のために】
メインストリームに〈メンブレン・ジャズ〉は立ち現れるか――インクルーシブ教育をはばむ「圧力鍋構造」の再考 / 堤英俊
子どもの特性と教育環境は適合しているか? / 飯村周平
文化的ナショナリズムとホワイトネスを超えて――マイノリティ化理論からみる「帰国子女」と「グローバル英語」の客観化 / シャー叡
教育としての食――「ハラール給食」へのバックラッシュを超えて / 桂悠介

【学校は今】
生成AI時代の中等教育を考える――問い・創造・感受性 / 大野智久
価値の間で揺れ動く子どもたち――ジェンダー・フルイド、異性愛規範、分断 / 日野映
「休み時間」と「休むこと」 / 團康晃
教育の現場で俳句をすること / 安里琉太

【ケアと教育】
代弁のあとに何が残るか――知的障害者の就学期を起点とした母親の〝離れ難さ〟 / 染谷莉奈子
抵抗の視座としてのマザリング――母である/することを語る、聴く / 元橋利恵
「子育てを支えるケア」の地域差について――子育て支援の地理学の視点から / 久木元美琴

 

【連載●社会は生きている●第四四回】
社会の制御 7――コミュニケーション / 山下祐介

【連載●京都〈移民〉紀行●第一三回】
左京区という解放区、それを織りなす多様な人びと(2) / 森千香子

【連載●家族と憲法●第一〇回】
日本国憲法二四条の成立――明治民法改正規定として / 木村草太

【連載●対話篇 スコラ哲学と圏論の邂逅●第四回】
ライプニッツと圏論(3)———予定調和と神 / 山内志朗 西郷甲矢人 鈴木大地

 

【研究手帖】
情念をてなずけろ / 高萩智也