生きうる未来は、いまなお可能か

-地球絶滅の脅威にあらがうために-

ノーム・チョムスキー、クロニス・J・ポリクロニュー 著,本橋哲也 訳

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生きうる未来は、いまなお可能か

定価3,960円(本体3,600円)

発売日2026年6月26日

ISBN978-4-7917-7795-2

予測を超える気候危機、各地で頻発する戦争、高まる核のリスク、AI技術の革新、ますます拡大する格差、そしてそれにともなう不平等——
世界的な言語学者が現在の危機を分析し人類の未来を展望する。世界が存続するために、いま何が必要なのか?

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[目次]

序文

「公正な移行」によって
地球が居住不可能になるのを止められる

世界の現状について

人工知能――神話、現実、そして未来

生存可能な未来はまだ可能か?

ロシア・ウクライナ戦争が一年を迎える今、
強化されたNATOは最も不要なものである

ブラジルの右翼による反乱は、
一月六日の強い反響を帯びていた

「もうひとつの世界」は可能だ、それを現実に使用

ウクライナへの米国の最新兵器供与が、
戦場の膠着状態を長期化させている

「私たちは
ネオファシズム(新しいファシズム)への道を歩んでいる」

米国のイラン制裁は抗議活動を助けず、
苦しみを深めるだけだ

ロシアによるウクライナ侵攻が激化する中、
外交の選択肢は狭まっている

中間選挙は、米国が不気味な世界的ファシズムの波に
飲み込まれるかを決定づけるかもしれない

COPY27に向けて、
実現可能な気候変動対策を推進する

イラク戦争開戦決議から二〇年、
米国は今もなお国際法を無視し続けている

ブラジルの決選投票は
世界の気候危機に甚大な影響を及ぼす

ロシアが行動をエスカレートさせる中、
米国は交渉を求める世界の声に応じなければならない

イラン核合意を阻んでいるのは米国とイスラエルである

ウクライナ戦争は新たな局面に入った

人類の運命は決まっていない――今、私たちが行動すれば

いかなる犠牲を払っても
階級格差を維持することこそが共和党の指導的使命である

開戦から六か月、
ウクライナにおける外交的解決はいまだ可能である

二一世紀の米国外交政策は
中国台頭への恐怖によって形成されている

気候危機に対する米国政府の不作為には歴史的前例がある

バイデンの中東訪問には
トランプ政権の政策が反映されている

人類は二つの存亡の危機に直面している、
一方は、ほぼ無視されている

マドリードでの「歴史的」なNATO首脳会議は、
米国の軍国主義を補強した

訳者あとがき――(ポスト)ヒューマンなみらいはかのうか?

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[著者]ノーム・チョムスキー(NOAM CHOMSKY)
マサチューセッツ工科大学(MIT)言語学・哲学科のインスティテュート・プロフェッサー(名誉教授)であり、アリゾナ大学の環境・社会正義プログラムにおける言語学のローリエイト教授、およびアグネス・ネルムス・ハウリー講座の教授を務めている。その業績は、現代言語学の分野に革命をもたらしたとして広く評価されている。また、政治に関する多数のベストセラー著作の著者でもあり、それらは数十の言語に翻訳されている。近著には、『What Kind of Creatures Are We?』(人間とはどのような生き物か)のほか、『Optimism Over Despair(絶望に打ち勝つ楽観主義)』、『Notes on Resistance(抵抗に関するノート)』、『Chronicles of Dissent(異議申し立ての年代記)』などがある。

[著者]C・J・ポリクロニュー(C.J. Polychroniou)
政治経済学者、政治学者。ヨーロッパや米国の大学および研究機関で教鞭を執り、研究活動を行ってきた。主な研究テーマは、欧州経済統合、グローバリゼーション、米国の政治経済、そして新自由主義の政治経済的プロジェクトの脱構築など。「Truthout(トゥルースアウト)」の定期寄稿者であり、同サイトの「パブリック・インテレクチュアル・プロジェクト」のメンバーでもある。これまでに数冊の著書を出版しているほか、学術誌、雑誌、新聞、人気ニュースサイトなど多岐にわたる媒体に記事が掲載されている。

[訳者]本橋哲也(もとはし・てつや)
1955年生まれ。東京経済大学名誉教授。著書に『本当はこわいシェイクスピア』(講談社選書メチエ)、『ポストコロニアリズム』(岩波新書)、『思想としてのシェイクスピア』(河出ブックス)、『深読みミュージカル』(青土社)、『鈴木忠志の演劇』(月曜社)など。訳書にN・チョムスキー『メディアとプロパガンダ』(青土社)、R・ウィーバー=ハイタワー『帝国の島々』(法政大学出版局)ほか多数。